埴生 輝 氏と絵画 「 晩照 ( 悠々釧路湿原 ) 」 について

 羽生輝 ( はにゅう・ひかる ) 氏は、本誌 「 河太郎 」 同人誌印刷版 ( ISSN 2433-3417 ) の第 42 号から第 45 号まで、連続 4 号にわたって 「 河太郎 」 の表紙のために格調高い日本画を提供してこられました。

 トップページを飾っている絵 「 晩照 ( 悠々釧路湿原 ) 」 は、同じ釧路在住の日本画家 羽生 輝氏が、2017 年 11 月 24 日 ( 金 ) の北海道新聞紙面で発表した 「 晩照 ( 悠々釧路湿原 ) 」 ( 日本画、縦 31.8 ㌢x横 40.9 ㌢、 2017 年 ) です。ご本人のご了解を得て、 「 河太郎 」 ホームページのトップページに使わして頂いております。羽生さんはこの日本画とともに北海道新聞に次のような文を添えているので、ご紹介しておきます。

 釧路・根室管内の浜を描いて 50 年あまり、いつかは釧路湿原を描かなくては―と思いながら、なかなか手をつけられずにいた。
 釧路市北斗の湿原展望台から見渡す四季の移ろいは美しい。しかし、あまりにスケールが大きくてとらえどころが無く、描きにくい。ただただ眺めては、ため息をつくばかり。単純なようで、奥深い景観である。
 その難関に 6 年前から挑んでいる。夕日に染まる湿原を、金色に輝きながら蛇行する釧路川。遠くも手前もかすみ、よく見えなかったが、その姿もまた美しい。何とか描き、「 これで精いっぱい 」 と筆を置いた。黒を基調に描いてきた私としては 「 らしくない作品 」 かもしれない。
  4 年前から、創画会の全国巡回展に湿原を描いた作品を出展している。絵葉書が開期中に売り切れる人気となっているのは、大自然の力であろうか。 ( 日本画家、釧路市 )

羽生 輝 氏

 なお、北海道新聞は羽生氏の写真とともに、

         「 東京都生まれ。 7 歳で釧路に移り住む。中学・高校の教壇に立つ傍ら日本画を書き
          続ける。創画会会員、日本美術家連盟会員。76 歳。」 との略歴を載せ、さらに 5 回
          連載で、国立公園指定 30 周年を迎えた釧路湿原、名称に摩周が加わった阿寒摩周 、
          知床の三つの国立公園とナショナルトラスト運動で保全が進む霧多布湿原。釧根有数の
          景観を題材にしたお気に入りの作品を、地元作家らに紹介してもらう。」


と、羽生 輝 氏の略歴の紹介と、北海道新聞の本シリーズの予告をしております。


Updated 16 March , 2021