Kataro ホームページ 「 河太郎 」 13 号 平成 15 年 ( 2003 年 ) 9 月1日

高松でわしも考えた ( 番外編 )

霧海 裕

 今回、少し趣向を変え、私事で恐縮であるが、昨年 11 月より年甲斐もなく若い女性と電子メールを交換していたが、その一部を公開する事にした。勿論その女性 ( A 嬢という ) の了解は取ってある。
 何故こういう私的なメールを公開するかというと、医療の中で最も 「 日本的 」 なものがこのメールの中で露骨に暴かれているからである。
  A 嬢は自分の不注意で自動車事故を起し、腰椎を骨折して下半身麻痺になり、医者から 「 一生車椅子生活です 」 と宣告された。しかし彼女は諦めきれず、 「 何とか歩けるように治療して欲しい 」 と嘆願しても、医者、看護婦、療法士からよってたかって 「 いい加減諦めろ 」 と説得され、なかばノイローゼ気味になって最後のよりどころになった私のところにメールを送ってきたのである。
 それでは脊椎損傷による身体麻痺は本当に治らないのであろうか? そんなことは絶対ない。インターネットからの情報によると、欧米では約 50% の人が治療している相である。直らなかった人でも、最近のドイツの治療方法、身体を宙づりにしてベルトコンベアーのうえを強制的に歩かせるという方法で 500 人の患者を 3 ヶ月間治療したところ、約 76% の患者が介護者なしで自力歩行できるようになったそうである。この 「 トレッドミル 」 を使った治療方法は現在、世界中に広まり、日本でもごく一部の私立リハビリ病院でも取り入れられている。こんなことは私が言わなくともプロである医者や看護婦、療法士は学会誌などで知っているはずである。それが日本では麻痺治療は一切行わず、頭から 「 絶対歩けません。一生車椅子生活です 」 と何の根拠もなしに不当判決を下すのは何故なんだろう。
 最近新聞紙上を賑わしている北大医学部や札幌医大の医局問題がある。中学校や高校でペーパーテストの成績だけで選抜され、ほとんど特権階級化した医学部が内部に徒弟制度 ( 研修医制度、昔のインターン制度 ) を抱えながら日本独特の 「 医局制度 」 を維持している矛盾が一揆に吹き出した観がある。
  A 嬢とは一面識もなく、 T 市と釧路間でメールのやり取りをした。何故こうなったかというと、私の下の息子が事故で首の骨を折り、四肢麻痺し、 T 市のリハビリ施設に入院したのだが、私も息子の介護のため私の生まれ故郷である T 市に昨年の 4 月まで約 7 ヶ月間過した。息子が退院し、釧路に帰るとき、何かとお世話になったケースワーカーの I さんに 「 脊髄損傷患者で、何としても歩きたいという人がいたら、これを渡してください 」 と脊椎損傷による麻痺は絶対治るんだという資料を渡しておいたところ、 11 月になって I さんから 「 是非、メールを出したいという人がいる 」 という連絡があり、今に続いている。
 現在、 A 嬢は 8 月末に退院し、元の職場に復帰し、 2 階の自分の部屋で在宅リハビリに励んでいる。
 このメールを読んでお分かり頂けると思うが、彼女が直ったのは何も私が特別な方法を教えたからではない。彼女の強い意志があったからなのである。しかし、こういう女性をはなから治療しようとしない日本の医療に背筋が寒くなってくる。

A 嬢 ( 02.11.06 )

 はじめまして。私は、 A といいます。 K 県のリハビリセンタ-で今リハビリ中です。ケースワーカーの I さんから霧海さんの事をお聞きし、メールをさせていただきたくて勝手ながらメールをさせていただきました。
 私は交通事故で、第一腰椎を脱臼骨折し、下半身麻痺してしまいました。医者からは、絶対に歩けませんという告知を飽きるほど聞かされましたが、絶対に歩きたいし、歩けないと思いたくなくて、事故から今まで約二ヶ月半の間ありとあらゆる人に訴えてきました。そしてやっと I さんという家族や友達、親戚以外の理解者にめぐり合えて、霧海さんのことをお聞きし、今に至るわけです。
 まだ、リハセンターで、後約二ヶ月という時間を過ごさなければなりません。でも、ここでするリハビリといえば、残存機能を生かして社会復帰するためのリハビリであって、決して歩けるようになるリハビリはさせてもらえませんし、もっと言えば、私が 「 歩きたい 」 というだけで病院内で波紋が広がり、私の意思をどうにか覆してやろうという動きが高まっていくのです。
 だから、今は前の病院の先生におしえてもらった動かない足に力を入れて、自分の手で足を動かし、忘れかけている足を動かす感覚を取り戻す自主リハと、切れた神経が迂回してつながろうと脳に働きかけるように足に力を入れる練習を毎日ベッドの上でしています。後は、いろいろ調べたりしていますが…何をどうすればいいのかはっきりわかりません。そこで、霧海さんにメールをさせていただいた次第です。
 今、私の足は全く動かない状態ではありません。左足は力を入れれば、膝小僧が動き、筋肉も反応してくれます。でも目に見えて動きはほとんどありません。右足に関しては、力を入れれば少しだけ足は持ち上がります。でも、いずれにせよ活発な動きではなく、生活するレベルでは全くありません。
 霧海さんが I さんに渡してくれた資料を見せていただいて、インターネットでもそこに書いてある人物名を頼りに、いろいろみさせていただきました。主に在宅リハビリを中心に研修などされているようですが、何かひとつでもいいので私が病院のベッドでできるリハビリはありませんか?毎週末は外泊しているので週末には家族に協力してもらいながら在宅リハはできると思います。でも、継続的にできる方がいいとは思うので何かあれば教えていただきたいと思います。
 まだ 22 歳で、自分の不注意からとはいえ、あきらめきれません。いつになってもいい、歩けるようになりたいです。死ぬ前の日に歩けるようになったとしても私は嬉しいです。今、自分にできること全てしたいと思っています。もし、今の私にできることがあるなら教えてください。お願いします。ほんとに今、何を自分がすればいいのかわからないまま悔しい毎日を送っています。何でもいいので私に力を貸してください。お願いします。
 長くて、言いたいことがわからない文面だった上に失礼な内容だったかも知れません。申し訳ありませんでした。
 お返事の方お待ちしています。


霧海 ( 02.11.06 )

 はじめまして。
  22 才の一昨年に趣味の ( 自転車モトクロス ) 練習中、頭から着地して頸椎 5 番を損傷した馬鹿息子、霧海 進 のアホ父親、霧海 裕 ともうします。
 私の息子も県リハセンターに約 1 年間お世話になり、私も昨年の 9 月から今年の 4 月まで息子の介護と医者や看護婦、 PT 、 OT から 「 絶対に歩けません 」 という息子へのマインドコントロールを防ぐためお世話になりました。当然、医者や看護婦達と喧嘩ばかりの毎日で、 「 危険人物 」 という大きな花丸印をめでたくもらいました。
 貴女の憤慨する気持ちはよく分かります。在宅リハビリ研修会のメンバー全員もまったく同じ気持ちです。この会の中心人物である大阪の 3 人の小母さんは、息子が交通事故で頸椎損傷になり、日本では治してくれないのでやむなくアメリカで治療してもらい、日本に歩けるようになって帰ったのですが、引き続きヒハビリを受けるため日本のリハセンターに入院したところ 「 そんなよちよち歩きではダメだ。車椅子に乗りなさい 」 と言われたそうで、それまでリハを受けるためじっと我慢していた小母さん達は完全に切れたそうです。 「 黙ってきいとりゃ図に乗りやがって、お前らこの子が怪我をしたとき "一生車椅子です" と言いくさって、それでアメリカまで苦労して行って治してきたら、またこの言いぐさか! あんたらは歩けるように治療したことあるのか、えーー? もう頼まれてもこんな病院に二度と来とうない!! 」 と啖呵を切って在宅リハに取り組んだそうです。
 私も早くリハセンターからとんずらしたかったのですが、冬の北海道は気候が厳しく、息子の状態もあまり良くなく北海道釧路までの長旅に身体が耐えられるかどうか不安でしたので、春まで待ち、今年の春に釧路に帰ってきた次第です。現在、息子のリハは下半身の筋肉強化をやっております。 3 ヶ月やって太股周り 4 cm 、尻周り 8 cm 増加しました。
 さて、貴女の事ですが、私の感想では貴女は間違いなく自分の足で歩けるようになります。何故なら一部であれ足の神経は繋がっているからです。
 歩くためのリハで大切なのは、 1 .足、腰、背、腹の筋肉強化、 2 .足を自分で動かそうというイメージトレーニング、 3 .立位訓練、です。貴女の場合は足が少し動かせるのですから、その動かせる筋肉を徹底的に鍛え、もっとダイナミックに動かせられるように訓練し、そこを突破口にしてほかの筋肉をも動かすように訓練したらどうでしょうか? きっと出来ると思います。それと出来るだけ長く立つ訓練です。手摺りに掴まっても良いし、壁を背にしても良いし、いずれにせよ足の筋肉に全体重をかけ、筋肉や神経に刺激を与えて 「 ほらっ、いつまでさぼっとんのや~、いいかげん動かんかい! 」 とさぼっている筋肉や神経をしばいてやれば良いのです。
 色々資料を持っています。住所を教えてもらえばお送りします。
 断固頑張って下さい。貴女だけでなく、 「 一生車椅子です 」 と犯罪的な判決を受けた人達に、貴女が歩けるようになったらどれだけの希望を与えられるか分かりません。
 おっかない I 女史によろしくお伝え下さい。

A 嬢 ( 02.11.07 )

 返信ありがとうございます。
さっそく、霧海さんに教えていただいたリハビリを試してみたいと思います。立位の方はいきなりしても大丈夫なのかと少し不安ではありますが、今週末に帰宅した際に両親に支えてもらって、やってみようと思います。筋肉の方がかなりおちているので、無理だけはしないようにしたいとおもいます。
 足、腰、背、腹の筋肉強化と足を自分で動かそうというイメージトレーニングは病院で一人でできそうなので毎日暇な時間にやっていきます。立位の訓練に関しては、週末しかできませんが地道にやっていきます。
 霧海さんからのメールを拝見して息子さんがそんなに若い方だったなんてはじめて知りました。同じ位の年齢と聞いて本当にびっくりしました。けがをされた時ご本人もすごくショックを受けたと思います。でも、両親をはじめ、周りの方の支えがあって今一生懸命に歩こうと頑張っていけてると思います。私が本当にそうです。両親をはじめ、親戚や友達がみんな 「 A は絶対に歩ける 」 って言ってくれるし、歩けるようになったときに遊びに行こうと計画を立ててくれてたりするので頑張れます。私も絶対に歩いてみせます。
 まだお会いしたことのない霧海さんとメールさせて頂けて本当に嬉しいです。歩けるようになったら北海道までお会いしに行きたいと思います。北海道はまだ行ったことがないので旅行も兼ねて行きたいと思います。
 これからもよろしくお願いします。

霧海 ( 02.11.07 )

 是非頑張って下さい。貴女と比べてうちの馬鹿息子はのんきで困っています。 「 あんまり無理しないで、ぼちぼちやろうや 」 という調子です。
 忘れてましたが、立位訓練をやる前提として、太股の一番太いところの周囲が 40 cm 以上なければなりません。以下であれば骨に負担がかかり骨折する恐れがあります。うちの息子は 35 cm しかなく、それで今 40 cm 以上にすべく、訓練しています。
 それと、初めて立位訓練するときには慎重にやって下さい。できればいきなり単独で立つのではなく、両脇から支えてもらって軽く立つという方法が良いかも知れません。貴女は怪我をしてからまだそんなに時間が経っていないので筋肉の消耗はそんなに進んではいないと思います。アメリカでは手術直後から患者の様子を見ながら、 3 、 4 人がかりで患者を支えて立つ訓練をするそうです。
 こういう風に徐々に足の筋肉や神経を刺激して行き、段々単独で立つ訓練に移行していくのが安全だろうと思います。貴女は若いので多分すぐ単独立位に行けると思います。単独立位を初めてやるときは、かかとを押さえてくれる人、膝を押さえてくれる人、両脇 2 人、計 4 人いてくれるのが理想です。
 話は変わりますが、メールのやりとりはどこでやっているのですか? 重更のパソコン室でしょうか?
 手元にある資料、さっそくお送りします。重度の頸損者の在宅リハの記録です。貴女は頸損者に比べたら比較的軽い症状ですし若いので、多分早く回復するのでないかと思います。ぼちぼち頑張って下さい。

A 嬢 ( 02.11.07 )

 ご親切にありがとうございます。
 あとで、太ももの周囲をはかってみます。見るからにやせ細ってしまったので 40 cm には満たないと思います…。太ももを鍛えるためには何をすればいいのですか? 今まで通りに足に力をいれていけばいいのでしょうか? 質問ばっかりすみません。
 メールは重更のパソコン室でしています。家にもパソコンはありますが、 2 階にあるので家では基本的にしていません。ノートパソコンがあるのですが、そっちはオンライン接続がまだできないので…。週末以外はパソコンしてます。
 本当にいろいろありがとうございます。
  I さんに三井さんからメールを頂いたことを報告しに行ったのですが、何かとうろうろしているようでまた時間を変えて行ってみます。
 たぶんご存知だとは思いますが、インターネットでいろいろ調べていると、損傷した神経を手術によってつなげる研究が今京大病院で行われているらしく、マウス実験ではほぼ成功だそうです。奈良の方では、抹消神経の接続は可能になったりと今研究が進んでいるようです。今までの医学なら損傷した神経は再生されないと言われてきたけど、今は 『 再生する 』 に変わってきているそうです。でも、まだ発展途上の研究なのでそれをあてにはせず、まず自分に今できることをしようと思います。以前、京都の短大に行っていたので京都に住んでいました。その時に京大病院の研究生の方と知り合いになったので、その方とコンタクトを取ろうと思ったのですが、今の自分の姿を見られるのが怖くて…。もう少し頑張ってから連絡をとってみようと思います。今現在の研究の進み具合を聞こうと思います。

霧海 ( 02.11.07 )

 やはり重更のパソコンでしたか。週末には家に帰るとは聞いていましたが、ウィークデイにどうやってメールしているのかなと思ったからです。
 さて、やはり 2 ヶ月少しでも筋肉は衰弱するのですね。うちの息子は約 1 年半鍛えなかったので下半身は骨皮筋右衛門になってしまいました。指が使えず、腕の力も弱いので、自分では自分の足を持ち上げることは出来ません。ですので毎日、私と時給 700 円で雇っている若者と 2 人でエンヤコラと足を持ち上げる訓練をしています。貴女の場合も手が使えると言っても大変な労力がいりますので、やはり家族の人にやってもらうのが現実的と思います。
 一人でできるのは天井に滑車をとりつけ、それにロープをくぐらせ、端の一方を足首に結び、もう一方の端を手で引っ張って足を持ち上げる ( 但し病院では不可能 ) か、現実的なのはベッドに L 座に坐って足裏をベッド端に押しつけ身体を前に倒す運動です。両足いっぺんにやってもいいし、片足ずつやってもいいです。これを毎日百回ぐらいやればかなりの訓練になります。ただ、あまり深く身体を倒さないこと。太股の裏の筋肉がぴーんと張る程度です。
 他人にやってもらう方法は沢山あります。我が家でやっている方法で代表的なのは、太股の裏の筋肉を鍛えるのは少し堅めの床に寝そべり、膝をまっすぐに垂直に上げ、身体側に押しつける運動です。太股の表の筋肉を鍛えるのは床にうつぶせに寝て、足を折り曲げ、その足を身体側に押しつける運動です。いずれも片足ずつ 100 ~ 200 回毎日行うことです。
 あとイメージトレーニングですが、実際に他人に足を動かせてもらうとき、動かす人と呼吸を合わせて自分の脳から動かす指令を送るやり方が一番ベターと思います。アメリカやヨーロッパはこの方法でやっています。例えば一番簡単な方法は、車椅子に乗り、片足の足先を他人に持ってもらい、呼吸を合わせて「せーのー」で足を膝まで持ち上げてもらい、自分は脳に足を持ち上げろという指令を足に送るのです。簡単に言えば、さも自分が足を持ち上げるという行為で、実際に上げる力を他人に手伝ってもらうということです。
 これを根気よく繰り返し繰り返し行えば、多分足は動くようになると思います。週末に家に帰りましたら家族の人に手伝ってもらって是非おためし下さい。色々自分で工夫して何にでもチャレンジして下さい。ただ注意してほしいのは、思いつくまま漫然とやらないことです。必ずシステム化してできれば毎日、あるいは週末に必ず時間を決めてやることです。
 質問は大歓迎です。いつでもご質問下さい。ご幸運をお祈りします。

A 嬢 ( 02.11.08 )

 毎日、お忙しい中メールをいただきありがとうございます。そして、詳しいリハビリのやり方を本当にありがとうございます。さっそく今日家にかえって両親と一緒に試したいと思います。
 昨日の夕方 6 時くらいにやっと I さんとゆっくり話ができました。霧海さんから頂いたメールも見せました。良かったでしょうか? 紹介していただいた I さんですし、信用できる人だと思うので見せました。なにより、私が説明するよりもわかってくださると思ったからです。もし、気持ちを害したのであれば言ってください。これからも霧海さんから頂いたメールの報告はしていこうと思っているからです。 I さんが、霧海さん相変わらずそうやなぁ… って言ってました。メールを読みながら顔がほころんでましたよ:)
 今日の霧海井さんからの返信を読みながら、私が一番最初の病院の先生に教えてもらって自主訓練をしていたのも間違いではなかったと、続けていて良かったと思いました。と同時にまだまだ自分にできることがたくさんあると希望も持つことができました。後は、しっかり自分でペースを決めて根気良くしていくことだと改めて思いました。本当に回りの人の協力があってこそのリハビリだなと思いました。
 先日のメールで右足が少し動くと言いましたが、だいぶん目に見えて動くので、これは 『 動かない 』 と断言した主治医とその周りの人に見せ付けてやろうと、おととい見せました。すると、昨日からリハビリの内容が少し増えて、霧海さんのいうイメージトレーニングと足の筋トレが心持ち増えました。でも、やはり実用レベルではないので、車椅子で社会復帰という目標は変わりません…。でも、まけずに頑張ります。
 ご存知だとは思いますが、ここでの生活は暇な時間が本当に多いので 100 回でも 200 回でもできる限りやりたいと思います。最低でも、各トレーニング 100 回は毎日しようと思います。
 霧海さんから教えていただいたとおりに今日からトレーニングをやってみて、問題があればまた質問させていただきますのでそのときはよろしくお願いします。後、また少しでも変化があればすぐにご連絡させていただきます。
 歩けるようになれるんですから、遠回りしてしまったとしても、諦めずにお互い頑張っていきましょう。 『 土人が踊れば雨が降 る』 ですねっ!


霧海 ( 02.11.08 )

  I さんに知らせていいかとのこと、まったく問題ありません。がんがん知らせてください。 I さんには息子が入院中、非常にお世話になりました。あのセンターで私の意見に心から賛同して頂いたのは I さんただ一人でした。釧路に帰ってお礼の連絡と思いましたが、住所もフルネームも分からず失礼しておりましたので、ついでといっては失礼なのですが、どんどん見せて下さい。
 ついでにケースワーカーの責任者 ( 名前を忘れてしまいました ) にも非常にお世話になりました。よろしくお伝え下さい。
 大事なことを忘れていました。昨日小樽の森照子さんと右近清さんの資料をお送りしましたが、その中で 「 電子鍼 」 が非常に役立った事が書かれており、私もそれを購入しまして息子に毎日使用しています。これは欧米で日常使用され、日本でも最近使用され始めた 「 電気治療器 」 の小型版で、足の神経を刺激する器具です。息子の意見では 「 ぐーんと奥深くまで効く 」 とのことです。是非お試し下さい。

   製品名は (株)ミノルタ  Q mastaer  DX
 注文先   03-5785-0480 コバック か
       03-3356-6281 ミノルタ  Q マスター係
 価格    私が買ったとき ( 昨年 ) の値段は 1 万 2 千円でした。

 右足の動きが活発になったとの事、私から言わせればそんなのは当たり前の話しです。動くはずの足をみすみす殺しているのが日本の医療なのです。だから私は日本の医療は犯罪であると断言するのです。
 お送りした資料、良くお読み下さい。

A 嬢 ( 02.11.11 )

  I さんと責任者の方にはお伝えしておきますね。
 資料の方、早速ありがとうございました。その日のうちに読ませていただきました。私の足は絶対歩けるようになる!っと意味もなく確信してしまい、心配してくれている友達や彼氏にメールや電話をして、待っててや!って言いました。
 霧海さんのメールにあった足に電気刺激を与える器具ですが、購入するのであればミノルタに問い合わせをすればいいのでしょうか? あと、ぜひ右近清さんに連絡をとりたいと思うのですが、可能でしょうか? はがき通信でそれらしいメールアドレスを見つけたのですが、もし間違っていたら大変なので。霧海さんにお聞きしてからにしようと勝手ながら思いました。
 右足は順調ですが、左足はまだまだです…。
 今日、前に入院していた病院に検査に行ってきました。眼科と形成外科の受診です。ついでに、前の主治医に足を見せに行って来ました。こんなに動くと思ってなかった…と、驚いていましたが、前にも動かないと言われたけど頑張ってリハビリして今は歩いてる人も何人か見てるから、歩けるようになるかもしれんし、頑張って! と言ってくれました。今のリハセンでは決して聞くことのできない言葉だったので嬉しかったです。こんなことに一喜一憂しながら頑張っています。
 霧海さんに教えていただいた筋力強化やイメトレ、自分なりに一人でできる範囲毎日 100 回は昼ご飯の後と、夜ご飯の後にしています。週末家に帰った時は人手が足りないのとまだ立つのは怖いのとで立位だけはしませんでした。見るからに足が痩せ細っているのと…今日もこれから筋トレします。


霧海 ( 02.11.11 )

 電子鍼の購入先の件、わたしの場合は先にミノルタに電話したんですが、ミノルタからコバックを紹介されました。今、どうなっているか分からないのでミノルタの電話番号を書きましたが、多分倒産してなければコバックに注文すればよいと思います。料金着払いで送ってくれます。
 右近さんのメールアドレスははがき通信に載っているメールアドレスで間違いありません。只、右近さんの所に全国から問い合わせが殺到しているようなので、なかなか繋がらないようです。
 貴女の前の主治医はいい人だったようですね。私の息子の手術をしてくれた主治医もいい人でした。 「 中枢神経の事は現代医学でもよく分からないことが多くあります。私の経験からも 3 年、 10 年経ってから歩けるようになった人を知っています。ですから霧海さんも決して諦めないでください 」 と言ってくれました。こんな先生もいるんですね。
 筋肉強化の件ですが、彼氏か家族の方に本屋でストレッチ関係の本を買ってもらい、参考にしたらいいのではないかと思います。 T 市は大都会ですので、そういう本は M 書店なんかであれば沢山あると思います。釧路は田舎なので苦労しました。
 ストレッチは疲れた筋肉を伸ばして緊張を取る方法ですが、同じ方法でゆっくり伸ばしたり縮めたりすれば筋肉強化になります。お試し下さい。

A 嬢 ( 02.11.22 )

 ご無沙汰しています。  あれから、三井さんに教えていただいたようにやっています:)
 足は、右足が自力で立膝をできるようになりました。左足は、みた感じ、変わりのないようですが、筋肉の収縮が日々活発になってきているようです。先週の金曜からここでのリハビリで立位が加わりました。でも、ベッドに足を固定して 80 度の角度でのものです。其れでも、嬉しかったので、喜んで毎日していましたが、今日、特別リハビリで、先生に支えてもらって自分の足で立位をさせてくれました。いつもの練習とは全く違うものでした。足がガクガクでした。
 霧海さんに教えていただいたり、調べて自分で毎日少しづつ自主練習を始めて足の動きは本当に良くなりました。そのお陰で、ここでのリハビリのメニューも変わってきましたし、成果が出ているせいか、周りの人 ( 特に私の足が全廃と判断した主治医 ) はびっくりしつつ対応してくれ始めました。
 本当にありがとうございます。
 また、何か有ったときには連絡をさせてくださいね。


霧海 ( 02.11.23 )

 足の方、劇的に良くなっているとのこと、わがことのように嬉しいです。この好結果を得た最大の原因は、貴女のがんばりにつきます。普通の人は医者や看護婦から徹底的に 「 諦めろ 」 とオルグされて、諦めてしまうのに貴女はそれに徹底的に反抗し、諦めなかったからです。
 主治医や PT の方針が変わったとのこと、本当に良かったですね。本来ならアメリカやヨーロッパのように最初から麻痺した部分を徹底的に鍛える治療を受けていれば、貴女はもっと早く動けるようになり、よけいな心配をする必要はなかったのです。ものすごく不安だったでしょう?
 うちの息子の時も主治医 ( K 某 ) に立位訓練と足の筋肉強化をやってほしいと何回も頼みましたが完全に無視されました。
 貴女の場合も貴女の努力で足が動くようになり、いいかたは悪いですが病院側はしぶしぶ方針を転換したと言えるのではないでしょうか? 歩けるようにするという根本治療を病院側はやったのでしょうか?
 これからは歩く訓練に入っていく事と思いますが、絶対注意してほしいのは、歩くのはあくまで 「 腰で歩く 」 ということを忘れないでほしい事です。特に貴女のように手が使える場合、松葉杖や歩行杖に頼って腕の力で無理矢理歩こうとするのは絶対止めてください。 「 腰で歩く 」 ためにも腰や足の筋肉の強化は毎日こつこつとやってください。一日一時間の PT や OT の時間だけでは全然足りません。うちの息子はストレッチを含めて一日 6 時間毎日休日なしで在宅リハをやっています。
 一日も早く普通の生活に戻れ、彼と幸せな生活をおくれる事を願っています。

A 嬢 ( 02.11.25 )

 メールありがとうございます。
 今日から本格的に立位訓練が始まりました。ちょっと不安定ではありますが、立位しました。おっしゃる通り手が使える分どうしても手に頼ってしまいがちでした。でも、意外に 1 、2 歩の前進後進がスムーズにでき、びっくりしました。
 金曜に I さんに報告しましたところ、 I さんも私が立位をしたことに驚いていました。また今日から本格的な訓練が始まった事を伝えたいと思います。
 『 腰で歩く 』 ということ。忘れないように… 毎日の筋トレ今まで通りつづけていきたいと思います。


霧海 ( 02.12.06 )

 御無沙汰いたしました。
 家庭内 LAN のダイアルアップルーターが故障し、この 10 日間インターネット接続ができないでいました。
 本格的な立位訓練に入ったとのこと、本当に良かったですね。と同時に貴女の回復がむちゃくちゃに早いのには心底ビックリしています。やはり本人のやる気と実行と若さの賜物です。貴女の事は我が息子にこんこんと説教する良い事例にさせて貰っています。
 歩けるようになったら、是非貴女の経験を 「 一生車椅子です 」 という不当な判決を受けている全国の脊髄損傷者に 「 こういうふうにやれば治るんですよ 」 と教えてあげてください。その人達がどれくらい勇気づけられるか分かりません。そして 「 あれはたまたま治ったんだ 」 とか 「 軽傷だったんだ 」という病院側のペテンを粉砕してください。貴女は病院から 「 足は全廃 」 と言われたはずです。それに反抗して自分で訓練して歩けるようになったのです。そのことを知られたら病院は困りますので、 「 たまたまだ 」 「 軽傷だ 」 とごまかしているのです。このごまかしに今までおおぜいの脊損者はだまされてきたのです。しかし今はもうインターネットの時代です。病院に都合の悪い情報も患者には筒抜けになってきました。貴女の経験は病院にとっては最悪、患者にとっては最良の情報になるでしょう。
 どうか全国で涙している若い患者数十万人の為にも頑張って下さい。

A 嬢 ( 02.12.12 )

 こんにちは。
 霧海さんにメールを送ってから、自主訓練に少し時間をかけたりして、なかなかパソコンできていませんでした…。
 あれから、劇的な変化はありませんが、先週末から、自宅での立位訓練、昨日からは部屋での立位訓練の許可が出ました。いずれにせよ、誰かに付き添ってもらわなければなりませんがまた一歩前進しました。
 左右の足の回復にはかなりの差はありますけども、追いつけ追い越せで両足とも頑張っています。
 あと、両足の機能全廃と言われたのとあと一つ… 排泄機能の著しい低下 → ほぼ全廃に近い状態とも診断され、入院当時は退院の際には自己導尿と、排便コントロールした上で、自分で浣腸もできるように、と言う目標を立てられていました。でも、立位訓練が始まってから約 1 週間後に自己排尿が少しずつですけどできるようになりました。まだ、導尿もしないといけませんが、よい方向に向かっていることは間違いないです。
 私の足や、排泄機能が回復の兆しを見せ始め、先生や看護婦さんに言ってもほとんど無表情で… なんか気のせいよって言わんばかりのような気がして少しショックです。でも、 I さんにそう言うことを全てぶちまけて何とか平常心を保っています。
 本当に病院て一つ間違えればひどいところなのかもしれませんね…。


霧海 ( 02.12.12 )

 貴女のメールを読むたびに勇気づけられます。本当にぐんぐん回復していますね。立位にこぎつければ回復スピードは速くなるそうです。
 排泄機能も運動神経が繋がる前に回復するそうです。今、息子を見て貰っている泌尿器科の先生が断言していました。 「 運動神経が繋がるのは非常に難しい。運動神経が繋がるのであればその前に排泄機能は先に回復するはずです 」 とのことでした。
 昨年 11 月に大阪で開催された 「 在宅リハビリ研修会 」 に出席し、アメリカの PT の講演と実習を受けてきました。その時、彼らは日本の実情を聞きびっくりしていました。 「 何の根拠もないのに全廃とか一生車椅子との宣告はアメリカでは絶対にやりません。そんなこと言ったらアメリカでは訴訟の嵐に巻き込まれます。あなた達日本人はおとなしすぎるのではないですか? あなた達、どんどん訴訟をおこしなさい。そうしなければ先進国ではきわめて異常な日本の医療機関を変えることはできません 」 と煽られました。
 貴女に両足機能全廃と排泄機能ほぼ全廃と診断した医者はその診断に対してどのような責任を取るつもりなのでしょうか? そしてそのような診断はどんな科学的根拠で決定したのでしょうか? たまにその決定がくつがえることがありまが、その時は謙虚にその原因を追及し、二度と同じ過ちを繰り返さないようにするのが医学、看護学という科学を学んできた者の義務であり責任ではないでしょうか。日本では上流に位置する者、特に 「 先生 」 と呼ばれている輩 ( 代議士、医者、教師等 ) の腐敗堕落は目を覆わんばかりです。私も大卒ですのでこの事はいつも肝に銘じています。 「 傲慢になるなかれ、いつも謙虚に 」 です。
 暇なときで結構ですので頸損の息子を抱える哀れな父親にメールのお恵みを・・・

A 嬢 ( 02.12.18 )

 昨日、主治医と父と話をして入院期間が延長になりました。理由は足の機能が回復していってて、いまのところは回復が止まってないからだそうです。高低はあるにしても、回復していってる状態だからだそうです。退院の日程は未定で、機能の回復に応じて決まるそうです。
 あと、あれだけ 『 歩きたいなんて思っては行けません 』 『 下肢機能全廃 』 って言ってた主治医が、 『 イメージとしては歩く方向で 』 『 下肢機能不全麻痺 』 という言葉に変わっていました。そのかわりようにははっきり行って腹が立つというよりは、驚きの方が大きかったです。ここまで変わるのか… と思いました。
 何はともあれ、一つ一つのハードルを確実に越えていきたいと思います。
 霧海さんの息子さんの調子はどうですか?
 約一ヶ月ほど前に頸損で 19 歳の男の子が入院してきました。 I さんとたまたまその人の話をしている時に、霧海さんの息子さんも同じような状態やったよって聞きました。今まではメールのやり取りでしかお話もしたことなかったですし、想像だけの霧海さんでしたけど、その言葉を聞いてとっても身近に感じました。うまく言えませんけど、一緒に頑張りましょう。

A 嬢 ( 03.01.06 )

 新年明けましておめでとうございます。
 昨年は本当に私の心の支えになっていただきましてありがとうございました。
 本年もよろしくお願い申し上げます。
 今年に入り、もう 1 週間が過ぎました。いかがお過ごしですか?
 私は今日からまたリハセンに戻りまして相変わらずな毎日が始まりました。
50 cc を切りました。年末から排尿の方をトイレでしたいという私の希望もとうり、残尿も目標を下回りました。あと、大きな変化といえば、右足の痺れがひざ下にまで広がり、足の先まで自分で存在を実感できるようになりました。はっきりした感覚ではないのでなんとも言えませんが。
 新年最初の変化でした。


霧海 ( 03.01.06 )

  「 明けましておめでとう 」 と残念ながら言えません。昨年の年末に私のお袋があの世に旅立だったからです。高松に無理をして帰ったのですが、通夜と葬儀の 2 日間しかいられなく、リハセンに行って I さんや貴女に会う事はかなえられませんでした。
 しかし本当にすごい回復力ですね。どうかその回復の履歴をちゃんと記録に残しておいてください。あとに続く人達の最高の指針になります。脅すようで悪いですが貴女の回復は貴女だけの問題でないということです。どれだけの若い人達が勇気づけられるか・・・・。
 うちの息子はあいかわらずのんびりとやっています。多分動けるまであと 2 、3 年かかると覚悟しています。
 せっかく年賀状を頂きましたけど、残念ですが返事は書けません。このメールで勘弁してください。

A 嬢 ( 03.01.09 )

 つい先日、ふとした事から幼馴染の友達に私の事故のことや今の状態が伝わってしまいました。幼馴染ですが数年ぶりに去年の春に連絡をしたきりだったので、事故のことは伝えておりませんでした。後、彼女は医学生ですから少なからず、知識のある人でしたし、なおのこと、知られたくなかったからでした。
 彼女も突然のことでとてもショックを受けたらしかったのですが、すぐに気を取り戻して、学校でありとあらゆる教授に私の怪我のことを聞いて回ってくれたそうです。すると、現場の医者とは全く正反対の言葉が返ってきたので驚きました。
 友達の話をまとめると、神経系の医学はみんなが思っている以上に進んでいて、神経はそれが中枢神経であったとしても、治ると言ってくれました。神経が完全に切断されていない限りは治るからって。以前からそういう話は霧海さんや他の方からも聞いてはいましたが、医者の立場の方がそう言っていると知ると、今まで以上に勇気がわいてきました。本当に諦めたら、その時点で終わりです… 。でも、絶対に諦めずに一緒にがんばっていきましょうね。


A 嬢 ( 03.01.16 )

 お元気にされているでしょうか?
 北海道の冬は厳しいものと思います。
 私の方は、足の方も今まで通りで地道な作業を毎日繰り返しています。一つ、変わった変化がありました。それは、自分で排便できたということです。排便と大きなことを言いましたが、そんな立派なものではないのです。浣腸をした日の排尿時に腹圧が掛かった拍子に便が出るという感じです。でも、これも始めは失便だと思っていましたが、ちゃんと排便だと知りました。
 まだ、便意や尿意を感じたり、排泄時の感覚は全くありませんが、一歩前進しました。
 下の話で申し訳ありませんが、本当に嬉しかったのでメールをさせていただきました。
 最近、こちらでも冬の寒さが厳しいです。北海道は想像を超える寒さだとは思いますが、お体にだけは十分に気をつけてこの冬を乗り切っていってください。
 息子さんにもよろしくお伝え下さい。


霧海 ( 03.01.16 )

 正月明けに風邪を引きまして一週間寝込みました。
 今年の北海道は猛烈に寒く、昨日など最高気温 -9.5℃ 最低気温 -20℃ でした。息子は体温調整ができませんので室温は 28 ~ 30℃に保っていますからその間を行き来する我々の体感温度差は 50℃ にもなります。
 幼なじみにお医者さんの卵がいるそうで良かったですね。若い医者はよく勉強していますので脊損の最新情報を知っていますが、問題は社会に出て 「 大人になった 」医者です。前例に従っていれば考えることもなく楽ですし、自分の地位をおびやかすかも知れない 「 改革 」 などやりたくないし、非常に悪く云えば車椅子業者や福祉機器、医療機器業者と癒着していれば患者が根本的に治るのは困る訳です。
 日本脊髄基金の機関誌のコピーをお送りします。
 ドイツで受傷後全く歩けなかった脊損患者 500 人を三ヶ月間トレッドミルで集中的にトレーニングしたところ、70 % の人が支えなしで歩けるようになったそうです。
 今年もお互い頑張りましょう。

A 嬢 ( 03.01.27 )

 こんにちは。
 北海道の寒さは、本当に想像できませんが、風邪も無事に治られたようで、良かったです。
 郵便、受け取りました。本当にありがとうございます。ささっと一通り読みましたが、難しい内容も多々ありましたので、詳しくはわかりませんでしたが、一つわかったことは、歩けるようになった人がとても多くの割合でいるということです。自信がつきました。ただ、それなりのトレーニングを受けての事だとは思いますが、今私がしていることも決して間違いではないと信じてやっていきます。土曜日に家でも、立位訓練を好きなだけしたいと思い、知り合いの業者さんに平行棒のデモ機を持ってきていただきました。結局、組み立てができず、そのままになってしまいましたが、気持ち的にも違いましたし、これで思う存分、トレーニングができると思うと、本当に嬉しかったです。
 平行棒は買おうかとも思いましたが、レンタルすることにしました。また、できることが増えたときに、すぐに違う訓練に変えることができるようにです。
 もう一度、ゆっくりと三井さんに送っていただいた資料を読ませていただきたいと思います。

A 嬢 ( 03.01.29 )

 こんにちは。
 今日、 K 県は雪で、道路が凍結してしまい、慣れない県民は玉突き事故などをかなりしているようです。看護婦さんや訓練の先生も遅れてくる人続出でした。ちなみに I さんも遅れてきてました。 ( 笑 )
 最近、足の方の変化がほとんどなく、落ち込んでいました… 。実は… 。
 でも、それでも、毎日やるだけのことはやってきて、昨日、嬉しい出来事がありました。
 いきなりですが、昨日浣腸の日でした。いつも通りに終わったのですが、昨日は昼から少し違いました。今までは、浣腸の刺激で尿を出すときに気張った拍子に少し親指くらいのが出る程度だったのですが、昨日は、普通の人並みに出ました。それが、朝に浣腸をしてから、お昼と夜の消灯前の二回です。二回とも普通の量が出ました。そして、今日も今お昼過ぎですけども、朝とお昼とすでに二回便が人並みに出ました。便意はまだ感じることができません。でも、お尻の筋肉が働いていることは確かです。今までは、浣腸の時、液すらもまともに入らず、垂れ流しでしたし、もちろん筋肉が緩んでますから痔も出てました。それらも、少しはましになったような気がします。
 メールでこのような下の話をして良いのやら少し迷いましたが、私の体の変化は全てお伝えしたいと思いましたので失礼だとは思いながら、メールでお知らせさせていただきました。
 あと、霧海さんからいただいた資料を読んで、今のリハビリは立位訓練中心ですが、そろそろ歩行訓練もしていこう! と思い、 PT の先生に申し出ました。 OK してもらい、今日からついに歩行訓練が始まりました。まだ左足が踏ん張るだけの力はありませんから、左だけ装具を付けての訓練です。基本的に朝の PT の一時間でストレッチ、 10 分くらい立位、平行棒での歩行、歩行器での歩行の 4 つの訓練になりました。そして一時間休憩して、 30 分は自主訓練で主に立位訓練で左足をしっかり伸ばして体重をかける練習です。お昼からは、部屋で日向ぼっこで足を温めながらストレッチを中心に自主トレ、夕方は看護婦さんと一緒に洗面台の手すりで立位訓練を少々。夜はベッドの上で最後のストレッチをして一日が終わるという感じです。 PT の訓練は変わってきましたが、ストレッチはほとんど内容も変わらず毎日してきました。つらくなったりもう諦めようと思いながらも、心とはウラハラに体が勝手に動いてここまできました。つらくなったりしながらも毎日やることはしっかりやっていきたいとこれからも思います。霧海さんからの資料も、昨日の便も、今日からの歩行訓練も、今までの回復もここまで毎日してきたからこそですよね。
 本当に一時は諦めかけましたけど、今はまたモチベーションを上げてやっていける自信がつきました。
 また、長々と書いてしまいましたが、またメールさせていただきます。


霧海 ( 03.01.30 )

 御無沙汰しています。
 高松も雪が積もったそうでビックリしています。
 ここ釧路も例年になく雪が多く閉口しています。おとといも夜に 10 cm も積もり、朝になって暖気で雨になり、それまで積もった雪が解けて市内の道路はプールになりました。びしょびしょの雪を除雪したり、車道の端に積まれた雪が氷になっていますので、それをツルハシで壊して雨水桝を探し道路の水を排水しました。
 なんだかんだ言っても A さんの身体は間違いなく向上の一途を辿っていますね。それが急激な時と緩慢な時があるようです。うちの息子も、 A さんと比べれば微々たるものですが、それでも急激に回復したり緩慢なときがあります。昨年 8 月に我が家に帰ってきたときは最悪でしたが 11 月以降急激に調子が良くなり現在に至っています。
 下の話しであろうが上の話しであろうが A さんが嫌でなければ是非お聞かせ下さい。息子の良い教科書になります。

A 嬢 ( 03.02.12 )

 ご無沙汰しておりました。
 ついに私も風邪を引いてしまい、先週はつらかったです。熱が出ないものですから、ずっと気持ちが悪いままで。やっと今日は普通に戻れた気がします。
 それで、特にこれと言った変化はございませんが、排便の方がほぼ毎日出るようになりました。少し便秘したりしますが、今はほぼ毎日です。 『 カマグ 』 を飲み始めました。
 主治医が言うには、足の回復を考えるともう少し排泄機能も回復してくるはずらしいです。どうも、排泄時にまったく感覚がないことが問題のようです。でも、最近は尿意と思われる感覚が少しはっきりしてきたように思います。と、いうのも自分の感覚を信じて始めはわからぬままに尿意と思われた時に常にトイレに行っていました。それが、次第にはっきりとした感覚になってきて、大体排尿の量も均一化されてきました。 ( セルフカテーテルをし始めたときからずっと自分で排尿の量を測っています ) 大体 300 cc は切っていて、 220 ~ 280 の間で尿意を感じています。
 まだ、排尿も自然ではなく、腹圧をかけて出さなければなりません。泌尿器の先生が言うにはそのうち尿意を感じてトイレに行くまでの間に尿漏れをし始めるからって。そこまでくればもう後はじっと尿漏れに耐えるだけのようです。
 最近の私はこんな感じです。霧海さんの方はどうですか?北海道… 寒いですからたぶんこっちよりも思うようにからだが動かなかったりすると思います。無理せずにリハビリしていってくださいね。
 あっ!あと、歩行訓練をし始めてお尻の筋肉と腰の筋肉が弱いことに気がついたのでそこを鍛えるトレーニングを始めました。今は主にお尻の筋肉です。簡単ですが、お尻の穴に力を入れてキュッと閉めるだけです。それをテレビを見ながら、ベッドで寝ながらいつでもどこでもしています。最低でも一日 100 回を目安に。結構これが疲れるんですよ!


霧海 ( 03.02.13 )

 お久しぶりです。
 風邪を引いたそうで大変でしたね。うちの息子は幸いなことに受傷して 2 年に至る現在まで風邪を引いたことはありません。風邪を引いたら痰を自力で排出できませんので、風邪を引かないよう部屋の温度管理 ( 26 ℃以上 ) に気を付けています。
 今年は T 市もかなり寒かったようですね。ここ釧路も例年になく寒い冬が続いています。しかし昔のような最低気温 -25 ℃、最高気温 - 10 ℃が 2 週間ぐらい続いて水道管が凍結するという厳冬にはなっておりません。それに北海道の家は断熱材を張り巡らせて機密性が高く、室温はそちらよりずっと高く快適な生活をおくれます。息子の介護で T 市に 7 ヶ月間生活しましたが、病室と息子の借家の室温の低さにはほとほと参りました。息子の部屋なんか風通しが非常に良く、エアコン・電気ストーブ・電気こたつを総動員しても寒く、 7 ヶ月いて 6 回風邪を引きました。
 身体の方、一歩一歩着実に良くなっていますね。息子も着実に快方に向かっています。筋肉がついてきたのが目で確認でき、本人もそれが分かってきてやる気を出してきています。
 これから立つ訓練に突入していこうと準備しています。朝 10 時半から夜 6 時まで在宅リハを行っています。私の上半身もかなりムキムキ化してきました。
お互い無理をせず、悠々と治療に専念しましょう。

A 嬢 ( 03.02.19 )

 お久しぶりです。
 やっと風邪も完全に治ったようです。
 こっちは基本的に温暖な気候ですから、寒さに対しての準備は全くだめだと私も思います。私は、高校生の時にアメリカに留学した事があるのですが、場所がかなりの極寒の僻地でした。地図を見ていただければわかると思いますが、ニュ―ヨーク、ボストンよりさらに北のカナダとの国境のメーン州と言う所にいました。一年のうちの半分以上が冬というところでしたが、霧海さんのおっしゃるようにそんな寒さはみじんも感じさせないほど家の中は温かかったです。
 そんなことよりも、霧海さんに新たな変化をご報告したく、メールをしました。
 事故当初、回復の可能性がほとんどないと言われた膝下の筋肉の収縮が見られるようになりました。 PT にも今の主治医、看護師、 I さんに至るまでいろんな人に確認してもらいましたが、みんな 『 収縮している 』 と言ってくれました。
 あと、霧海さんの息子さんも筋肉がムキっとしてきたのが見えてとてもやる気になっているとありましたが、私の右足もかなりの勢いでムキムキです。これも病院中の人に見てもらいました。左足は、筋肉ムキムキでは決してありませんが、 『 えくぼ 』 ができ始めました。
 春が来ているからでしょうかね♪
 霧海さんの息子さんが立位を始めることを今から I さんに報告してきます!
 ではお互い頑張りましょう!


霧海 ( 03.02.24 )

 メーン州に留学されていたそうで、えらい寒いところを選んだんですね。そこら当たりからニューファンドランド島沖は釧路沖と北海で世界三大漁場といわれています。多分釧路と同じ気候でないかと思っています。私は外国旅行は一回しか行ったことがなく、それも息子が受傷する直前で、妻と二人でネパールにヒマラヤトレッキングしてきました。
 膝下の筋肉の収縮が見られたそうで、なんだかんだ言いながら着実に快方に向かっていますね。これからあちこちの筋肉が動き出して来るはずですので、その小さな動きに負荷を掛けて筋肉を鍛え、大きな動きにするよう自己リハビリに精を出してください。
 それにしても 「 全廃 」 「 絶対動かない 」 と宣言した医者の責任はどうなるのでしょうか? せめて貴女の現状を素直に認め、その原因と有効な治療法を考え、出来るだけ早く貴女の全快に努力してほしいものです。うちの息子の立位訓練ですが、まだやっておりません。呼吸の調子がよい時にやろうと待ちかまえているのですが、なかなかよくなりません。
 まあ焦らずぼちぼちやろうと思っています。

A 嬢 ( 03.02.24 )

 霧海さんからメールを頂いて、すぐに I さんに報告に行きました。とっても喜んでいましたよ!
 私も自分のことのように嬉しく思います。
 金曜に担当の看護婦と話をしているときにきいたのですが、私の主治医ももう 『 お手上げ 』 のようです。どこまで回復するとか、退院の予定とかも、まったくわからないということでした。
 主治医は 『 僕にはもうわかりません 』 だそうです。なので、これからは私次第ということになりました。
 病棟でも、これからみっちりと自主トレのメニューを組んでやっていくことになりました。
 本当に諦めずにやってきて良かったです。
 また追って報告させていただきます。


霧海 ( 03.02.25 )

 すんごいですね! 主治医が 「 お手上げ 」 するほど回復したということです。それにしても 「 僕にはもうわかりません 」 とはどういうことでしょうか? ちょっと海外の論文や報告を読めばすぐ分かることなのに。
  30 数年前、全国の学園で全共闘運動がありましたが、そのきっかけは東大医学部の闘争でした。教科書に書いてある事しか分からない、いわゆる 「 専門馬鹿 」 教授陣に対する医学生達の反乱でした。
 その主治医も恐らく教科書に書いてあることしか分からないのでしょう。
 ところで、もし差し支えなかったらこっそりその主治医と担当看護婦、 PT 、 OT の名前を教えていただきませんか? 息子が知りたがっていますので。勿論その人達に脅迫状や脅迫電話を掛けるなどはいっさい行いません。
 これからは貴女次第ということのようですが、大変ですね。
 森さんと右近さんのビデオテープを持っています。貴女が十分回復したら送ろうと思っていましたが、今がその時期だろうと思いますのでお送りします。ダビングしようと思いましたが、デッキ 1 台しかなく、出来ませんのでマスターテープをお送りします。ですから申し訳ありませんが見終わったりダビングし終わったら送り返してください。
 これから本番になってきます。ぼちぼち頑張って下さい。

A 嬢 ( 03.02.27 )

 こんにちは。
 今日は失便を 4 回してしまい、とっても凹んでいます… 。感覚がないので、どうしても失敗してしまいます。ふぅ~。
 さて、私の主治医、担当看護婦、 PT 、OT ですが、主治医は、 K 先生 ( ← 霧海さんと同じでは? ) 、担当看護婦は、 N さん ( 最近子供の方から変わってきたのでたぶん知らないと思います ) 、 PT はT先生(通称:みかんちゃん←私が名づけました。みかんの食べ過ぎで太ったらしいから)、 OT は Y 先生 ( 今は OT していませんが、住宅改装などの相談の担当でもあります ) 。
 いかがでしょうか? 私の周りは少し曲者が多いような気もしますが、そのおかげでここまでこれたのかも… 知れません。また感想をお聞かせ下さい。
 ちなみに A さんは今妊娠 5 ヶ月? だったと思います。お腹も大きくなってきていて、とってもお母さんらしい感じがします。
 森さんと右近さんのビデオテープを送ってくださるということですが、本当にありがとうございます。病院では見れませんので、週末に家に帰ったときにしっかりと見せていただきます。
 ダビングしたら、すぐに送り返します。ありがとうございます。
 いつもいつも本当にありがとうございます。
 私は、特に記録はリハビリ日記意外は残してはいないのですが、友達に携帯で写真を送る用に一つだけ写メールを撮りました。
 霧海さんのパソコンメールに送ろうとも思いましたが、あまりにも小さい画像なので封印しています。もし良ければ、霧海さんの携帯メールに送りたいのですが… 。良ければ、メールアドレス教えていただけますか?
 歩行訓練、毎日していますが、昨日あたりから左足に少し体重をかけても耐えられるようになりました。まだまだ平行棒の中で四苦八苦しながら歩いて、今日始めて、 PT 室から OT 室まで歩行器で歩くことができました。歩行器で歩くときは左足に装具を付けていますけどね。
 今の一番の悩みは運動神経よりも感覚神経の方です。運動神経がここまで回復してるのに、感覚神経は少し回復が遅いようです。全てがうまくいくとは思いませんが、どうすればいいのかわかりません。ただ、毎日、足をひたすらさすって、たまにはたたいているくらいです。新たな壁が立ちはだかっています… 。
 それでは、ビデオを楽しみにしています。


霧海 ( 03.03.03 )

 そうですか。僕が息子の泌尿器科医師に聞いた話と少し違うようですね。だけどその内何とかなるかも知れませんので、あまりブルーやバイオレットにならないように・・・。
  K 先生以外の人は私は全然知りません。息子は N 看護婦だけ知らないと言っていました。ちなみに、息子の主治医は K 先生、担当看護婦は K さん、 PT は Y 先生、 OT は A 先生でした。
  K さんや Y 、 A 先生は非常によくしてくれましたが、やはり脊髄損傷は治るはずがないという固定観念がありました。
  K 先生とは最初に面会した時から大喧嘩をしましたが、息子に 「 喧嘩せんといてぐで~。その犠牲になるんは俺や ~ 」 と言われてやむなく矛を収めました。
 それにしても K 先生の 「 お手上げだ 」 「 どうしたらいいのか分からない 」 というのは、普通、どんな手だてをしても改善しない時の台詞であって、どんどん改善している時の台詞ではないはずです。これを見ても日本の医療には脊髄損傷の治療や回復に対するノウハウ、システムが皆無である事を証明していると思います。
 写真を送ってくれるとのこと、楽しみにしています。ただ、私、携帯メールは使用していません。このメールアドレスに送って下さい。多分届くはずです。
 ビデオ届いたでしょうか。私はそのビデオは一巻目しか詳しく見ていません。 2 巻 3 巻は歩く訓練でしたので、息子にはまだ早いと思ってちらっとしか見ていません。これはあくまで参考として見て下さい。個人個人状態が違いますので。ただ、考え方をよく理解して下さい。
 長かった釧路の冬も、 3 月の声を聞いたらようやく春の気配がほんの少し感じられるようになってきました。外の雪や氷が日中少しずつ溶けてきました。もうすぐは ~ るですね♪

A 嬢 ( 03.03.05 )

 携帯からこんにちわ!写真を送ります☆たぶん携帯画面なみの小ささで見にくいとは思います。
 ビデオありがとうございました! 私は二本目を見始めたとこです。今週末に見終えようと思っています! 参考になるどころか私に足りない事に数多く気付く事ができてます。
 今日は K 先生に足の運動機能と感覚機能の検査をしてもらいました。感覚の方が少し遅いと思っていたのですが順を追って回復してました。 K 先生も原因はわからないけど神経が回復してる事は間違いないと言っていましたよ!
 出遅れていた左足が最近ぐんぐんと勢いづいて回復しているような気がします☆立位がだいぶ楽になり、この写真では左足は膝折れしていますが今は少し体重をかけたくらいでは折れにくくなりました。まだ持久力がないので少し立ったり歩いたりするとすぐに左がスタミナが切れてしまいますけど(-.-;)
 またゆっくりとパソコンからメールを送りたいと思います♪ 結構、指が疲れてきてしまいました・・・

A 嬢 ( 03.03.06 )

 こんにちは。
 ブルーになったり、ハッピーになったり忙しい人間です… 。笑
 しかし、ハッピーというのは、言うまでもなく、また、立て続けに嬉しいことが続きました。
 まず、昨日、 K 先生に足の検査をしてもらいました。今までは、いたって簡単なものでしたが、昨日は少し時間をかけてしてくれました。そして、最後に先生が言ったのは、 『 原因はわからないけど、神経が順を追って回復してるのは間違いないね。 』 でした。感覚機能が… って言ってましたけど、ちゃんと調べてみると、順を追って回復しているようです。 そして、もう一つ!
 ここ 3 日くらい左足が、飛躍的に回復しています。というのも、持久力がないものの、左足に体重をかけても足が膝折れしにくくなりましたし、平行棒、歩行器での歩行が歩きやすくなってきています。その変化が、毎日体で感じられるくらい回復してきています。今日は、朝一の PT で、平行棒に立った時にまず 『 楽っ! 』 って思いました。本当に 『 ウサギとカメ 』 のように左足が先走った右足に追いつこうと必死になっているようです。
 こんなハッピーなのに、今日の担当が T さん ( 看護婦さん:ちょっと苦手 ) なので病室には戻りたくなく… うろうろしています。
 またこれから PT 室で自主トレで平行棒で立位と歩行をしてきます。


霧海 ( 03.03.10 )

 いやいや本当にブルーになったりピンクになったり、三寒四温の季節になってきましたね。着実に快方に向かっていることだけは確かです。これは何度でも云いますが、貴女の絶対諦めないという強固な意志と若さと早く機能麻痺に対処したという最強の三点セットがあったからです。
 ところで退院はどうなったのでしょうか? 私の考えは、もし在宅リハができる体制 ( 最低 2 人のサポーター ) があれば早く退院した方が良いですが、なければできるだけ引き延ばしてリハセンの職員と器具を徹底的に利用して自分のリハをやった方が良いと思います。
  T おばば看護婦とあまりそりが合わないとのこと、あの人はどちらかというとがらっぱちで無愛想で不器用な男のような性格ですので、貴女と合わないのかも知れません。年輩の男性患者とは話があってたようです。私と息子とは仲良くしていました。
  T おばばとは、私と息子を話題にすればひょっとしたらそりがあうようになるかも知れません。息子が T 市から離れる時、 T 空港まで見送ってくれました。私からくれぐれもよろしく云っていたと T おばばにお伝え下さい。できたらおばばの住所を聞いていただけませんでしょうか?
 何はともあれ、これからは暖かい季節に向かい、リハに最適の環境になります。お互い、快方に向かって頑張りましょう。

A 嬢 ( 03.03.13 )

 こんにちは。
 メールの方、遅くなりました。
 今日、 I さんからお電話があったと思います。 ( T さんの住所の件で ) 私が T さんに直接頼もうとも思ったのですが、 I さんに頼んだ方がスムーズかな? とも思いましたので。霧海さんと接点のない私が霧海さんと連絡を取り合ってるということで、 I さんにご迷惑をお掛けするかもしれないとも思いましたので… 。気を悪くなさらないでくださいね。あと、 T さんとは楽しく仲良くやってますよ。私は南の病室で、 3 月に T さんが北からこちらにかわってきたものですから… 怖いイメージしかなくて。慣れてみるとそうでもなかったようです… 。人騒がせしました。
 とうとう、左足がよみがえり始めました!!! 右足の時のように回復しているような感じがします。すっごく嬉しい気持ちと、いつ回復が止まるかわからない焦りと、混在して複雑な気持ちでいますが、自分を信じて左足を見守っていきたいと思います。
 あと、私に漢方薬を処方してくれている先生が、 『 可能性を信じて頑張る人、そういう気持ちがあれば、不思議と良くなるんですよ。ちょっと非科学的ですけどね 』 って言っておられました。本当にそうだと思います。私は、脊損だからって諦めませんよ! 霧海さんも息子さんと早く歩けるようになる日がくることを信じて、毎日リハビリしていってくださいね!!!
 ビデオの件ですが、録画をしてもらえるように今いろんな人にあたってます。早くお返ししますので、今しばらくお待ち下さい。もしかして、早く返した方がよろしいのであれば、いつでもお知らせ下さい。


霧海 ( 03.03.18 )

 インターネットプロバイダーを変えたところ、メールが出せなくなってしまい、この 4 、5 日、あれこれいじくってやっと古いメーラーで送れるようになりました。我が家も今はやりのブロードバンド ADSL にしようとしたのですが、途中に光ファイバーが入っていて ADSL にはできないというので、ケーブル TV にしました。私のメールアドレスは yew@kctvnet.ne.jpに変わりました。
 左足、順調に回復してきているようで、本当に良かったですね。早く補助具なしの自力歩行を目指してください。多分すぐ出来ると思います。
  T おばばと仲良くなったとのこと、良かったです。だけど、あのおばばは何でもずけずけ言いますので、それに負けないで貴女もずけずけ言ってください。
 ビデオですが、私の方はそんなに急いでいませんのでじっくりご活用下さい。もちろん、息子が急に歩けるようになったらすぐに返してもらいますが・・・
 釧路も最高気温がやっと 0 ℃を超えるようになってきました。家の前の道路の氷も少しずつ溶けてきました。
 今年は我が家も貴女の轍を踏ませてもらい、春を目指そうと頑張るつもりです。

A 嬢 ( 03.03.18 )

 メールが少しの間来なかっただけなのに… また体の調子でも崩されたのかと少し心配してしまいました。
 お元気そうで何よりです。
 自力歩行の訓練もしてみたいのですが、今は到底無理だと毎日実感してしまいます。お尻、腰の筋肉があまりにもないという事実です ( 特に腰は、手術で金具が入っているために筋肉がつきにくいのだそうです ) 。腰を持ってもらって足だけで立とうとすると、お尻が後ろに逃げてしまい、体が瞬時にくの字になってしまいます… 。先週から松葉杖での立位訓練を始めました。
 今は、初心に返り、歩く歩行訓練を控え、病室での筋トレ、立位訓練、太ももの筋力強化をしています。今月は自分で 『 筋トレ月間 』 と名づけて今張り切ってやっています。
 松葉杖では、平行棒の中で立って、先生にわきの下に松葉杖を入れてもらい、立っています。少しはふらつきもなくなり、自分で立てれるようになってきました。来月、装具の話し合いを先生達と決めて ( 強引に話し合いに入れてもらいました ) 、車椅子も作り、退院は 5 月くらいになると思います。それまで無心でリハビリを続けていき自分のできることを一つでも多く増やしておきたいです。退院時の大きな目標があるんです。→ 玄関の階段を自分で昇りたい… です。そこさえクリアすれば、ほとんど家の改造をしなくて済むんです。 『 無理 』 とみんなに言われますし、自分でも無理だろうなぁ ~ とは思いますけど、できる限りそれを目指してやっていきたいです。
 お互いしっかり毎日リハビリを続けていきましょうね。

A 嬢 ( 03.03.24 )

 こんにちは。
 前々から左足が… とメールで何度かお伝えしてきましたが、最近左足が右足の時のようにグングン成長してきております。その証拠に左足が、まっすぐに自分の意思で伸ばせるようになりつつあります。まっすぐを 100 % だとすれば、 85 % は伸ばせるようになりました。まだ持久力がないためにそれが長続きしません… 。でも、先週の水曜日から遂に廊下に出ての歩行訓練が始まりました。しかも、今までとは打って変わって… 手すりと松葉杖を使った歩行訓練です。右足の力が強いので、右に松葉杖、左に手すりを持って歩行しています。まだ 5 m しか余裕な雰囲気では行けませんが、日々楽に歩けるようになってきています。写真を撮って是非霧海さんにメールで送らせてください。
 腰、腹筋、太もも、お尻は今鍛え中です。お尻って馬鹿にできませんね。お尻に力が入るだけで、立位も歩行もどんなに楽になるか… 。びっくりです!!! ずっと力が入らなかったお尻の筋肉をずっと刺激してきて、つい最近 ( ここ 3 ヶ月くらい ) 収縮が見られ始めました。
 あと、右足のふくらはぎの筋肉の収縮が見られてはいたのですが、後少し鍛えれば足首も動くかな?ってところです。
 今日、 OT の Y 先生に朝会ったので、松葉杖で歩いてる事を伝えたら喜んではくれるのですが、 『 始め来たときはみんなにサジ投げられてたのになぁ ~ … 』 と一言余計なことを言われました。でも、もう慣れました。私の足が動き出した頃からみんながいきなりブッチャケ話みたいにそういうことを言ってくれるので… 。でも、ここの人達は少し心が麻痺している人が多いような気がします。この前は看護婦の Y さんに 『 明るい身体障害者やなぁ ~ 』 と言われた挙句、それを他の看護婦さんに怒りながら伝えると、 『 何で怒っとん? 』 という具合にみんな病院ボケしてますね… 。悲しい。けど、私の足が良くなればそれでいいのでもうこんな話も笑い話になっていますけどね♪ そんな具合です。
 こちらは最近雨ばかり… 。シトシトと・・・
 暖かくなったり急に寒くなったりと変な気候が少し尾を引いています。でも、今週末が T 市の桜の開花のようなのでそろそろでしょう。春のお花見は歩いてしたいと思っていたのですが、微妙に無理なようです。来年もあるし今年は半ば諦めながら、遅咲きの桜が見れればなぁ~と思って訓練続けていきます。


霧海 ( 03.03.24 )

 ついにイラク攻撃がはじまりましたね。
 静かに落ち着いた雰囲気でリハビリをやりたいのですが、周りが騒然としてきて、本当に嫌になってきます。来月から非常勤講師で教育大学釧路校に環境問題を教えに行きますが、侵略戦争は最大の環境破壊なのに男社会はそれがよく分かっていないようです。我々男共は男社会が有史以来失敗の連続で、もうどうにもならなくなっているのを認めたがらないようです。これからは貴女のような自分の意志をしっかり持った女性に頑張ってもらい、世界を再建するしかないようです。
 まだ自力歩行が出来ないそうですが、腹・腰・尻・太股の筋肉を鍛えて挑戦してください。
 こちらは最高気温が 5 ℃ を超えてきまして、雪や氷がどんどん溶けています。先日の新聞に福寿草の花が咲いた ( 内地では 1 月に咲きますが ) という報道がありました。

A 嬢 ( 03.03.26 )

 こんにちは。
 今日は、ビッグニュースがあります。
 昨日、メールで廊下の手すりを持ちながら松葉杖をついて歩いているとメールしましたが、今日は、その手すりを持たずに壁をつたって歩くことができました。先生と二人でやってみようと言ったものの、実はできるか不安で、先生も 『 出来んで当たり前やし一応やってみようか 』 という感覚でやってみたら、思ったよりも上手にできました。それで、嬉しくてまた病棟中の人みんなに伝えて、最後に K 先生に伝えたら、またしょーもない話を延々とされてしまい、挙句の果てにはあんまり期待しないように… とまでいわれたような気がします ( というのも、しょーもない話をしだしたので、聞いてる振りだけしてほとんど聞いてなかったからです ) 。まぁそんなこんなで今日も一日を終えようとしています。
 最近、左足の太ももがむっちりしてきました。右には到底かないませんが… それなりに右足の時のようにむっちりしてきました。一時停滞していた時期もあり、ゆっくりとわかるかわからないかのスピードで良くなってきていて、本当に最近ですが、諦めずに継続することがどんなに身になるか本当に今実感しています。いつ、何時、何が起こるか知れませんね。 『 信じる者 』 は本当に 『 救われます 』! あと少し、でも地道にしっかりと頑張って行きたいと思います。
 話は変わって、さっきここのパソコン待ちをしている時に、退院した頸損のおじさんに会いまして、少し話をしていました。その方は受傷まもなく足が動き出したりして歩いています ( 主治医には歩けません… と告知されましたけど ) 。その方から聞いた話では、前に私がいた病院 ( K 県立中央病院 ) で 10 代の女性が脊損で入院しているそうです。胸が痛くなりました。ここのリハセンにも 10 代の男性で頸損の患者さんがいます。だいぶ前に入院してきてはいるのですが… 。やっぱり若くても、辛さの方が大きい人は中々立ち直れずに右往左往してしまうようです。
  I さんも言っていましたが、どんなにその人達の力になりたいと思っても、本人がそういう気持ちを表に表さない限り、こっちからは何もしてあげることはできない…と。たまたま私は、やめられずにいた煙草を吸いに一階の喫煙所にいたところ、 I さんと会って話をしていた流れで、言えなかった 『 歩きたい 』 という気持ちを熱弁したことがきっかけで、今こうしています。
 本当にちょっとした勇気とタイミングですね。
 本当に霧海さんとこうして出会えたのも、縁ですよね。私が霧海さんにメールで励まされてきたように、少しでも霧海さんのお役に立てていることを願います。


霧海 ( 03.03.28 )

 そちらは桜が開花し始めたというのに、こちらは昨日から吹雪模様です。今朝起きたら 20 cm ぐらい積もっていました。まだ降っています。また冬に逆戻りです。
 自力歩行が出来たとのこと、当然といおーか当たり前といおーか、それにしても早いですね。治癒スピードはたまに遅くなる時もありますが、そんな時にもへこまないで 「 身体が少し休んでいるんだな 」 程度に考えて、自己訓練に励んでください。
  K 某主治医の件ですが、まあしょうがないでしょう。日本の整形外科医の 99.9 % はああゆうタイプです。欧米の医者は患者に実現可能の目標を持たせ、実現すると褒めちぎって次の目標に向かう患者を励ましますが、日本では頭から否定して患者をよってたかって徹底的にへこましてしまいます。それに反対するふらちな患者は無視されるか嫌がらせを受けます。日本は、あらゆる全ての面でお上に逆らう、むらの総意に逆らう者は村八分にあうという、依然として 「 巨大なむら社会 」 なのです。
 ですから貴女のように徹底的に逆らう人は本当にまれなのです。 「 だって私自身の身体でしょう? 」 と貴女はいうかも知れませんが、それさえ云えなくなってしまい、みんな長いものに巻かれ諦めてしまうのです。私も息子の介護でそちらに 8 ヶ月、釧路の病院に 3 ヶ月通い、約 10 人ほどの頸損・脊損患者に声を掛けましたが、みんな諦めていました。私が接した何十人の患者、看護婦、医者は誰一人私の考えに賛同してくれる人はいませんでした。只一人 I 女史だけが賛同してくれました。あの人はマリア様の生まれ変わりかも知れませんね。そういえば顔もなんとなく似ていますね ( ヨイショ ) 。
 そうですか、貴女もあの 1 階の喫煙所の常連だったのですか。私もロングピース 1 日 2 箱吸うというヘビースモーカーですので、いつもあそこでたむろして不良患者 ( 通りかかった医者や看護婦に睨みつけられていた ) やケースワーカー所長と仲良くなりました。
 遠ざかった春を必死になってたぐり寄せようとしている霧海 裕より。

A 嬢 ( 03.03.28 )

 吹雪ですか…。こちらはもうすっかり春めいてきています。今日はまだ外に出ていませんが、昨日ベランダに出たらもうすっかり暖かくなっていました。
 今日は歩行観察なので先生に廊下での歩行を見せる予定です。
 朝の訓練はもう終わりました。訓練中に携帯で写真を撮る予定だったのですが、撮れなかったので昼からの歩行観察の時に担当看護婦にとってもらう予定です。自立歩行と呼べるのか少し不安ですが、とりあえずメールでお伝えした通りに歩けていますので是非見てください。今は、廊下での訓練以外に二本の松葉杖で立てる訓練も同時にしています。これは、今の自分の足りない筋力を嫌というほどわからせてくれて、自主トレのメニューの参考にもなります。
 主治医、 PT 、 OT 、看護婦… 病棟内のほとんどの人が私が 『 我が道を行く 』 というのを認知していますので、いい意味でも悪い意味でも、ほとんどほったらかしです。あなたの好きなように… の世界です。でも、ここまで来るには少し長かったし、こんなに当たり前の主張をしているだけなのに、たった一人の医者の一言で全てが決まるなんて到底おかしい話だと思います。
 霧海さんのおっしゃる通り、 『 私自身の身体 』 ですから、医者であろうが、ましてや両親であっても一生付き合っていくのは自分自身ただ一人です。なのにどうして診察でほんの数分前に始めて会った人に開口一番 『 歩けません 』 と言われて、それを信じなければいけないのでしょうか。無理な話です。しかもそんな極悪非道なことは私は受け入れられませんでした。そして周りのみんなの支えもあり、ここまでやって来れました。
 しかし、霧海さんもおっしゃる通り、回復が早いと私も思います ( 良いことですけどね ) 。 K 主治医もこれだけは本当に驚いていました。 『 レントゲンや機能の有無、ケガの状態… 全てを見てもここまでの回復は勿論のこと、こんなに早い回復を見たのは始めてだなぁ ~。 』 と言っていました。でも、たぶん私の体は私が短気なのを十分に知り得た上でここまで頑張ってくれたのでしょうね ( 笑 ) 。  北海道に桜が咲き始める頃っていつですか? 今年のお花見を去年からずっと楽しみにしていました。もし私が行けるくらいに回復したら、北海道にお花見に行きたいと思っています。こちらのお花見には少し無理なようなので。私の計画では今ごろ走り回って、咲いてもない桜の下で飲んでる予定だったんですけどね! ( 笑 )
 またお昼に携帯から写真を送りますね。

A 嬢 ( 03.03.28 )

 携帯からこんにちわ!これが今日立った時の写真です。歩く時は、ピースしてる右手で松葉杖を持って歩きます。ここまでになりました。右に傾いてはいるようですけど、少し安定してきました。ずっと言葉でしかお伝えできてませんでしたがこうやって見て頂くのが一番早いですね!


霧海 ( 03.03.31 )

 写真見ました。 A さんの喜びが全身からあふれ出てきているような写真です。本当に良かったですね。ここまで来れば後は足の筋肉の神経を一つ一つ繋いでゆき、筋肉を鍛えていって受傷前の状態にして行くことです。まあ、短気の A さんですからこれも短期間にやってしまうのではないですか?
  A さんのメール、印刷してすべて息子に読ましていますが、最近のんきな息子もさすがに焦りがでてきたのか、ああやってくれ、こうやってくれとリハに注文するようになってきました。  貴女の回復状態は息子にとっても何物にも代え難い貴重な情報になります。 「 中枢神経は絶対繋がらない 」 という日本医学の常識に反抗して 「 中枢神経も絶対繋がるんだ 」 と頭の中では理解していても、現実にメールをやりとりしている貴女がそれを着実に、短期間で実現していっている事は、我々にとって物凄い励みになります。お互い脊損者どうし励まし合って、こんな結果になっているというのは日本では初めてではないでしょうか?
 リハセンターでは貴女は 「 はずれ者 」 になっているそうですが、しかしあの施設、あのスタッフが 「 中枢神経は繋がるんだ 」 の指針の元、一丸となって治療とリハビリを行えばどれくらいの人達が助かるものか知れないのにと、つい愚痴がでてきてしまいます。年を取ったら愚痴ばっかり出てきて困ったものです。
 そんなわけで貴女からのメールは我が家一同物凄い励みになっていますのでじゃんじゃん送って下さい。

A 嬢 ( 03.03.31 )

 おはようございます。
 メールが届いていてホッとしました。
 私のメールや写真が皆さんの励みになっていると聞いて本当に嬉しいです。私のやる気、励みにもつながります!
 霧海さんが前におっしゃっていた 『 一度神経がつながればあとは早い 』 という事、最近の左足で実感しています。動き始めてから今日までにものすごいスピードで回復しています。今日は自主トレで平行棒の中ではありますが、両足を踏ん張ってお尻に力を入れて... 3 秒くらいですが自分の足で立つ事ができました。← 普段の自主トレのメニューではないのですが、もしかしたらできるかな? と思ってやってみたら思ったよりもできました♪
 土曜日に前から一度やってみたかった 『 電気針 』 と 『 神経ブロック注射 』 というものをしてきました。電気針は霧海さんが教えてくださった 『 電子鍼 』 をヒントにやってみようと思いつきました。ブロック注射は顔面神経痛や脳梗塞の方が主にされるものなのですが、本を読んでみると意外とそれだけではないようだったので一度診察をしてもらおうと思い土曜日に行ってきました。 ( ご存知の通りリハセンにはそういう病気の方がたくさんおられますので… ) すると、脊損にぴったりと合った治療法ではないのですが、末梢神経の刺激、血流の改善ができるという事なので週に一度通う事にしました。これに関しては K 主治医も反対はせずに 『 A さんの好きなように 』 と言っています。
 最近では周りのほとんどの人達が私を変な目で見ないようになりました。私もここに来て半年が経ちますから、中にはまだ退院しないの? と言ってくる人もいますが、気にしません。私の回復を認めて入院を長引かせているのは主治医の K 先生ですし、看護婦さんも前向きに協力的にしてくれています。もう少し早くそうしてくれていれば… と思いますし、これから入院してくる脊損の患者さんに同じようにして欲しい… という願いを胸に毎日過ごしています。だから霧海さんの愚痴を言いたくなる気持ち、すごくわかります。
 私ね、『 奇跡体験アンビリーバボー 』 に出られるくらい回復したいと思っています! 本当にアンビリーバボーな体験をした人でしか出られない番組なので。でも、今まで脊損の人が何回か出てきていますが、 『 歩いた 』 という人は一度も見ていません。歩く事を失った人が人生で今までとは違う生きがいを見つけて今幸せに暮らしていると言う内容ばかりです。テレビだけではなく、現実社会、そうです。みんな口をそろえて 『 車椅子でバスケすれば? 』 とか、 『 車椅子だからって不便なんか一つもないよ 』 とか。そういう 『 生きがい 』 を見つけた人はみんなに応援してもらえるのに、 『 歩く 』 ということに人生かけようととする人には反対する… 本当に矛盾だらけです。だから、損な固定観念を一人でも多くの人に捨ててもらいたいので、アンビリーバボーに出たいと思います。本当は今すぐにでも出たいし、私としては 『 右近さんと森さん 』 に出てもらいたいくらいです。私が出れば 『 若いからだ 』 と言われるでしょうが、森さんだったら文句言えませんからね! そんな思いで訓練してます。ちょっと笑っちゃいそうな話ですが。
 霧海さんの息子さんがやる気になっていると I さんが聞いたら声を上げて喜ぶでしょうね!今から早速報告してきます。


霧海 ( 03.04.01 )

 奇跡体験アンビリーバブル出演したいとのこと、すごく良いことですね。多分みんなビックリすると思いますが、しかし逆風もすごく強いと思います。特に今の日本医療界が全力を挙げて潰しに掛かって来るでしょう。自分達がやっていることを完璧に否定されるからです。気を付けてください。
 忘れてましたが、釧路の花見の季節は例年 5 月下旬です。こちらの桜は 「 エゾ山桜 」 という在来の品種で、葉がかなり出てから花が咲きますので、そちらの 「 ソメイヨシノ 」 に較べたらかなり見劣りがします。それでも良ければ是非お越し下さい。
 これから朝のリハビリが始まります。大事な事を書こうと思いましたが時間になりました。昼からまたメールします。

霧海 ( 03.04.01 )

 朝の続きですが、 3 月上旬に身体障害者情報交換の掲示板を見ていたところ、彼女が交通事故で C - 4 、5 を損傷し、入院しているがどうしたらよいのか分からないという、彼氏の切実な訴えがあり、息子と同じ状態ですので 「 諦めないで 」 とメールを送ったところ、昨日になって返事が来ました。
 やはり、医者からは相変わらず、 「 麻痺したところは治療しません 」 といわれるし、何をどうしたらいいのか分からないそうなので、貴方に送った同じ資料を送りました。
 そこで、傷の具合は違いますが、同じ女性であり自分の努力で快方に向かっている貴方の事例を彼氏に少し詳しく知らせたいと思うのですが、よろしいでしょうか? 勿論氏名や住所、施設名等は伏せます。心の準備が出来て無くダメだというのであれば遠慮します。

A 嬢 ( 03.04.01 )

 是非! 教えてあげてください。
 もしその方がお望みであれば、私の彼氏も紹介しますよ! 私の彼氏も同じ思いをしていたと思いますから! 彼氏も絶対に力になってくれると思います!
 それでは、これだけは早めにお返事したかったので送ります。
 今からまた従来のメールを書きますね!

A 嬢 ( 03.04.01 )

 先ほど、短いメールで失礼しました。少しでも早くその方に伝えていただきたいと思い、早く! 早く! と焦りながり送ったものですからすごく失礼な文章になっていたらすみません。
 そちらの桜は 5 月の下旬ですか… 。意外に早かったので驚きました! ( 北海道に行ったことがないので全然わかりませんでした ) もう少し楽に旅行ができるようになっていれば是非お伺いしたいなと思います。あと約 2 ヶ月ですよね… 。目標ができました!!
 あっ!大事な(?)報告を忘れてました。
 今までは夜にだけ簡易バルーンを入れていたのですが、先週の金曜日からそれもはずして、ほぼ完全に(?)自尿で生活しています! 夜の排泄に関してはまだ調節している時期なのですが、これが完璧になるのも楽に旅行ができる一つの目安です。
 今日から PT に研修生が来ています。その方の一番最初の患者が私でした。たぶん彼女の価値観は 180 度変わりますね! ( 笑 )
 これからもしばらくの間一緒に PT をするようなので、脊損は治るという事を少しは心の片隅においてもらえるように、そして、そういう風に患者さんに接する事ができるような PT の先生になってもらえるように、私の訓練を見てもらいたいです! 研修生の方は今日会った感じでは、本当に人当たりの良い方で、体育会系のサバサバした、見た感じは宝塚の男装スターな感じです。


霧海 ( 03.04.01 )

 もう嫌になるくらい回復が早いですね! K 某主治医の、目を白黒させているあの細長い顔が目に浮かびます。
 さっそく許可を頂き感謝します。自分の彼女のために必死になっている彼氏の心に打たれ、何か手伝えること無いかと思いメールした次第です。しかし貴女の彼氏もこの彼氏も素晴らしい人ですね! 普通、自分の彼女が身体障害者になれば今の若者はさっさとおさらばすると聞き、「 けっ、日本男児も落ちぶれたものよ! 」 と思っていたのですが。
 桜の件ですが、 「 エゾ山桜 」 という珍しい桜を見たいのであれば 5 月下旬ですが、断っておきますが釧路はその頃はまだ寒くて、僕なんか寝袋や毛布をかぶって花見をしたのは何回もあります。
 釧路が内地の春の気温になるのは 7 月に入ってからです。その頃から釧路湿原や海岸線の原生花園の花が一斉に咲き始め、素晴らしい季節になります。どちらでも結構です、是非釧路にお越し下さい。

A 嬢 ( 03.04.02 )

 おはようございます。
 こちらは昨日からあまり良くない天気で困ったものです。昨日はずっと雨が降って、今日は曇りではありますが、気温が下がっているようです。
 釧路に伺う件ですが、 I さんと一緒にうかがう計画が出ています。私が退院して、 I さんが有給休暇を取れる頃に伺おうと言う話が出ています。五月の桜も見たいですが、寒いということなので… 夏くらいに行こうかな? と思います♪
 昨日、 I さんと久しぶりにゆっくり話をしました。霧海さんのお話をいろいろ聞かせてくれました。と言っても、 『 煙草友達 』 の話や、 『 K 県で風邪を何回もひいた 』 など、霧海さんからお聞きした話を二人でしゃべっていただけですけどね。 I さんが 『 あの霧海さん ( 息子さん ) が自分からリハに注文つけるなんて…! 』 ってびっくりしながらすっごく喜んでましたよっ! 起立性低血圧がひどかったとお伺いしました。でも、少し前に立位のリハをもう少しで始められそう、とお聞きしましたのでとっても努力されたのだなぁ ~ と昨日、話をしていて改めて思いました。そんな話をすると、私もまだ努力が足りない! と今よりも訓練に励めます! 霧海さんとお会いする時には、お互いに I さんが泣いてしまうくらいに回復しておきましょう!
 昨日、メールに書いた PT の研修生ですが、私の担当になりました。これから 2 ヶ月間一緒にリハしていきます。なので、いっぱい話をしていきたいと思います!
  PS:  I さんが 『 マリア様 』 になるためにドレス着ないかんなぁ ~ とはしゃいでいましたよ! ( 笑 )


霧海 ( 03.04.03 )

  "霧海さんの事もよくわかりました。ありがとうございます。僕の彼女はサーフィンをしていて波の上から落ちて、底が浅くて頭を打ち溺れてしまったのです。
 意識が戻って我にかえった時は言葉になりませんでした、こんな身体になって、指も動かないのに、絶対に元に戻ってやると言ってくれました。事故があって一ヶ月半後に、地元の病院に移り現在に至ります。
 この五ヶ月、二人で数え切れないぐらい泣きました。でもその分、強くなれました。これからが本当に頑張らないといけないと思います。
 僕もこれから、まだまだ色々な知識も知らないといけないと思っています。 彼女の希望で始めは、やっぱり恥ずかしかったと思いますが、地元の病院に移ってから僕が休みの日は、導尿、排便、入浴、ナイトバルーン、すべて教わり、行っています。 地元に移ってからは、仕事が終わってから一日も欠かさず下半身のマッサージも病院でしています。
 もっともっと知識が欲しいです。まだ資料は着いていませんが、勉強します。 これからもよきアドバイスお願いします。
 二人で、よくこんな事を言います 「 一度、死んだも同じ、これ以上悪くならないよ。リハビリに天井はないでー。頑張ろう。 」 って言います。霧海さん、僕も頑張ります。 息子さんに宜しくお伝えください。"

 以上が彼氏からのメールです。 何とか力になって上げたいですね。それにしてもこんな人達を前にして平然と 「 一生車椅子です。麻痺部分を治療するのは無駄だ 」 という医者は、本当に人間なんでしょうかね。

A 嬢 ( 03.04.03 )

 本当に強い二人ですね。
 私で良ければ、もし力になれるのであれば、是非ともお力になりたいと思います!!
 今日、お風呂で左足のかかとに水泡ができていたものですから、 K 先生に見てもらいました。まだ早い段階で見つけることができたので良かったのですが、少しの間は歩行、立位訓練はお休みになりました。すっごく悔しかったですけど、でもいつもよりも筋トレができるので良いチャンスだとも思います。
 今日、 K 主治医に大体の退院を言われました。メドは 5 月末です。それで、今日、私の父と話をしたのですが、その前に PT 室で主治医に何を話すのかを聞きました。 『 家の改造のことと、退院のメド、車椅子 』 といいました。そこまでは良かったのですが、そのあとに、家の改修についてもかなり自己主張をしてきたので、私もカチンときて、 『 改修のお金を出すのはもちろん、住むのも、使うのも私なんやから、先生のいうことには少し賛成できません。 』 って言いました! それに、年末の親との話では、足の回復がある程度とまったと見られた段階で退院を考えます、って言っておきながら入院待ちの患者さんが急に増えたらすぐに追い出そうとして…! 私の足は左足がすっごく回復してるのに! って感じですよ。
 それで、私が先生にプンプンと言い返したからか、親には良い顔しようとしているのかはわかりませんが、親と話をした時は 『 家の改修の件もそちらにお任せします。 』 とか、 『 退院のメドも、車椅子の申請に必要ですから…。 』 とか… 。
 退院が見えてきて、嬉しい反面、不安もあります。本格的に在宅リハが始まるわけですよね。霧海さんから聞いたりしていますし、ビデオもお借りして勉強はしているものの、とっても不安です。でも、私もここまでなんとかやって来れましたし、ここからが本番ってことで、今までの過酷なリハーサルを思えば… と勇気付けています。あと 2 ヶ月、在宅リハに向けて少しずつ深く真剣に考えていきたいと思います。
 それでは、また(・@・)


霧海 ( 03.04.07 )

 退院のめどが立ったそうで、良かったですね。
 しかし、それが病院の都合だったようで、相変わらずですね。病院が患者の都合に合わせるのではなく患者が病院の都合に合わせなければならないという、旧陸軍の 「 足に合わせた靴ではなく、靴に合わせた足 」 という倒錯した理論をまだ日本は延々と続けているどうしょうもない国です。
  2 ヶ月後には在宅リハが始まりますが、貴女のように歩けるようになってからのリハビリについては私はよく分かりません。何せ足を動かせることが当面最大の仕事であり、その後のことまでは今は正直言ってまだ頭が回らない状況です。
 在宅リハビリ研修会の代表西村みどりさんのご子息の嶺君 ( 頸損。アメリカで治療して日本には歩ける状態で帰ってきた ) が、最近研修会の人達に呼びかけて自宅 ( 兵庫県篠山市 ) で合宿リハをやり、これを通年やる計画だそうです。これなんか貴女に参考になるんではないでしょうか。
 後 2 ヶ月、県リハの施設と人材を徹底的にこき使って最大限有効に利用してください。

A 嬢 ( 03.04.09 )

 いかがお過ごしですか?
 今日の天気予報で北海道で雪が降るような事を言っていたので、まだ寒い日が続いているのかなぁ~?と思っています。
 足の水ぶくれはまだ治りませんが、昨日から通常訓練を再開し始めました。
 昨日、フジテレビの毎朝 10 時からの番組 「 答えてちょうだい 」 を見てたら、出ましたよ! 脊椎損傷の方の話。どうせ、歩けずに違う方向で人生の生きがいを見つけました。とかいうやつかな? と思ったのですが、昨日のは一味違いました! 事故で頚椎損傷になった中年の女性が必死でリハビリをして歩いたと言う話でした。その方も決して軽い方ではないとは思います。ただ、歩けても排泄機能がすごく回復しているわけでもないようですし、体温調節ができないらしくって夏になると汗が出ないためにからだ中に氷をおいて体を冷やすのだそうです。その方は主婦で、お子さんも大きいですがおられます。それで、何にもできないけど、主婦としての家事くらいは!と家事 ( 主に炊事かな? ) は毎日出きるようになっていました。そして、毎朝は 3 時に起きて何時間もかけて仕事に行っているお子さんとご主人のお弁当と朝ご飯を作っているそうです。本当に涙が出てきました。昨日は本当によい番組を朝から見ることが出来ました。
 こんな話を聞くと、私なんてまだ動ける方だと思ってまた 『 やろうと! 』 という気持ちになります。実際にその方が歩いたり、家事をしている映像も見ることができましたのでなおさらです。
 本当に一緒に頑張りましょうね!
 こちらの桜ももう終わりに近づいて参りました。この日曜日は久しぶりに晴れてお花見日和になりました。満開の桜はとってもきれいで、来年は歩いてお花見をしたり、ちょこんっと地べたに座って一杯やりながらゆっくりとお花見したいなぁと思いました。


霧海 ( 03.04.09 )

 おっしゃるとおり今日目を覚ましましたら釧路はまた冬景色でした。今まで 10 ℃ 近い最高気温が続いて、雪も殆ど溶けていましたが、また積もってしまいました。しかし、やっぱり春なのか、多分この雪もすぐ溶けると思っています。
 フジテレビの番組、全然知りませんでした。そういう番組、どんどん放映してほしいものですね。 「 脊損は治るんだ 」 という世論が広がれば、病院も考えざるを得なくなってくるからです。
  「 往復メール集 」 、明日か明後日に届くはずです。余計なところは削除しましたが、殆ど原文のままです。これを私の知友人に見せる場合は貴女の同意を得てからにします。貴女が貴女の知友人に見せたい場合は私の同意は必要ありません。怪我の当事者は貴女であり私は当事者でないからです。
 前にお知らせした彼女が頸損の彼氏、ベッドで出来るリハビリを教えましたら、俄然元気になってきました。ひょっとしたら息子より早く治るかも知れません。貴女のように。あ~あ、また我が家は取り残されるのか~と愚痴をこぼしています。
 それから、忘れていましたが、 I さんと北海道旅行をするというすてきな計画、実現を心待ちしています。マリア様やそのしもべ ( 貴女のことです ) に釧路でお会いできたら、多分何か良い御利益があるはずと期待しています。夏の北海道は素晴らしいですよ!! 私が北海道永住を決断した理由も多分お分かり頂けると思います。

A 嬢 ( 03.04.11 )

 こんにちは。
 おとといも見てしまいました。
 脊損の男の人が立って、松葉杖で歩くところを… 。テレビでやっていました。
  『 恋のバカやろう! 』 というとってもバラエティーな番組でそれはやっていました。脊損で入院していた病院でお世話になった看護婦さんと結婚をしたというなんとも普通の話でしたが、最後に、二人の結婚式の様子がテレビで流れていました。そこで 『 今まで応援してくれた皆さんにプレゼントがあります 』 とお色直しをした新郎新婦がゴンドラで出てきて新郎の腕に手を回して幸せそうに立っている二人がいました。ゴンドラから降りて席までしっかりと松葉杖をついて歩いていました。とっても素敵な映像でした。
 私のほうは相変わらずです。
 昨日、退院に向けてのことで I さんと話をしていると、いつもの事ですが、他の話になってまた一時間ほど話してしまいました。退院を言われて嬉しい反面、どうしていこうか不安で変に焦っている私を昨日はさらけ出してしまいました… 。そうしていると言う自覚はないのですが、知らないうちに 『 逃げ道 』 を必死で見つけようとしているし、それをまた I さんに肯定してもらいたいという弱い自分がいました。本当に混乱しています。今とは違う生活が待っている。 『 車椅子で生活している自分 』 がどこか恥ずかしい… 。そんな弱い自分が今顔を見せています。
 あと二ヶ月、ここでの訓練をしっかりしていって、退院してからゆっくり考えようと思います。せっかく今良い方向に向かっているのだから、とりあえず今は何も考えないようにしようと思います。


霧海 ( 03.04.12 )

 おっしゃるとおり、昨日は猛烈に暖かかったです。 5 月下旬並みの気温だったそうです。内地では 5 月下旬の気温といえば、大体 24 ~ 5 ℃ ですが、釧路の昨日の最高気温は 12.4 ℃ でした。
 ですから桜が咲く 5 月下旬の花見が釧路ではどれくらい寒いか、お分かり頂けると思います。
 退院を前にして心が揺れているとのこと、息子も同じでした。口では言いませんでしたが、体調が悪かったし、呼吸困難がしゅっちゅう襲ってくるし、 「 親父、在宅リハをやるといっているけど本当に大丈夫なのかなあ? 」 という不安が顔にありありと浮かんでいました。しかしいつまでもぐずぐずしていたらきりがないと考え、清水の舞台からえいやっと親子共々飛び降りました。
 既存のリハセンターに依存せず、在宅リハをやるということは、いわば地図のない世界に飛び込むと言うことで、不安がないというのは逆におかしいことなのです。 「 一生車椅子です 」 という地図はいっぱい市販されていますし、タダで親切によってたかって教えてくれます。
 だけど貴女は 「 立って歩く 」 という一番肝心な部分を地図を持たないで独力でやり遂げました。後は脳梗塞や脳出血患者のための歩行訓練のノウハウがありますので、それを利用しながら、脊損者の回復訓練のノウハウを自分で作っていってください。残念ながら日本ではそのメニューやノウハウは皆無ですので・・・。
 多分、脳疾患患者のメニューとは微妙に異なるはずです。そこがまだ一部、地図のない世界かも知れませんが、 「 立って歩く 」 という難関を乗り越えた貴女にとっては、やり遂げられるはずです。やり遂げましたら我々親子や脊損者に教えてください。
 釧路は連日の暖気で日陰以外は雪がすっかり溶けました。今、ふきのとうがあちこちに顔を出しています。こちらのふきは関西の京ブキと違って太くてでかく、道路脇や空き地、郊外の至る所に生えています。畑以外の至る所にこんな野菜が生えているのにはビックリします。こちらではふきのとうを食べる習慣はありません。我が家ではバター味噌あえにしたり、てんぷら、みそ汁の具にして美味しく頂いています。

A 嬢 ( 03.04.16 )

 おはようございます。
 昨日はパソコンが出来ませんでしたが、昨日に大きな出来事がありました。
 自力で、誰の手も借りずに立ちあがれました!!!
 と言っても、普通に椅子からとかではなく、 PT 室の上下に動かして高さを調節するベッドを床から 60 センチのところに設定して、両脇には松葉杖をついてほとんど右足で踏ん張って立ちあがりました。本当に嬉しかったです。ここ一週間、ずっと歩行訓練は病棟訓練のみにして PT では、足のストレッチとその松葉杖での立位訓練のみに集中してしていたので、成果が現れて良かったです。でも、まだ失敗する事が多いのでもっとスムーズに立ちあがれるように訓練は続けていきます。
 あと、月曜日に筋力の評価を学生さんにしてもらっていた時に、怪我してからまったく駄目だった 『 腹筋運動 』 ができました。寝た姿勢から腹筋で起き上がるといういたってシンプルな運動ですが、脊損になった人はやっぱりできなくなるんだそうです。でも、日ごろの地味な筋トレの成果がそこでも現れました。
 霧海さんが編集してくださった 『 往復メール 』 届きました。いっきに読みましたが、同じことを何度もメールしていたり、下の話や、いろいろと読んでて恥ずかしくなりました… 。でも、私の身におきた事全てを書いているので、自分のからだの変化を見なおすことができました。あの素敵な 『 往復メール 』 は必要とされる方や読みたいと思ってくださる方がいらっしゃるのであれば、是非ともお見せしてください。
 それではまたメールします♪

A 嬢 ( 03.04.17 )

 こんにちは。
 昨日に引き続き… 。
 こちらは、もうすっかり春らしい暖かい気候になってまいりました。そのおかげか (?) 昨日から身体の方は調子が良く、今日の立位訓練では、昨日の床から 60 cm からまた 4 cm 下げた 56 cm の高さから立ちあがることができました。筋肉の伸びも良く、とっても良い感じです。
 先生と相談した結果、来週あたりから松葉杖で歩く訓練を始めようということになりました。まだ、立位が安定してきたという初期段階なので、歩行の訓練といっても松葉杖と足をバランス良く前に出す事から始めるようです。ここに来てまた左足の弱さが問題になってきています。均等に鍛えているつもりなのですが、ケガの具合なのか、鍛え方に偏りがあったのか、差が出るということはとっても訓練の妨げになります。
 懲りずに左足を毎日鍛えていきたいと思います。


霧海 ( 03.04.17 )

 立て続けに目出度い情報有難う御座います。
 受傷して 8 ヶ月で松葉杖歩行の訓練ですか・・・。
 死ぬ前の日でもいいから立って歩きたいと言っていたのはどこの誰だったんでしょうか?(^0^)
 松葉杖歩行の注意点はたしか右近さんのビデオにあったはずですので、週末に家に帰った時よく研究してください。たしか、杖には頼らず、足を出す時に身体が横に倒れるのを防ぐためだけ杖を使うと記憶しています。杖に体重を預けて歩行するのは意味がないそうです。
 こちらはまだまだ寒いです。今日の予想最高気温は 6 ℃ です。多分 T 市の真冬の気温だろうと思います。こんな所でも 「 天国、天国!! 」 と思っているあほ親父がいるのを憶えておいて下さい。

追伸
  「 往復 ( 愛の ? ) メール集 」 を見せても良いとの事、さっそく今日、 T 市の僕のポン友に送りました。このポン友はお互いご幼少の頃から向かい合わせの家に住み、同じ年ですが兄弟より仲がよいポン友です。そのポン友の兄貴が Y 島の旅館の階段から転げ落ち、胸椎骨折で下半身麻痺になり、我が息子と同じ頃、県リハセンターに入院していました。そのポン友が貴女の回復具合に非常に興味を持ち ( 多分兄貴に勧める為 ) 、是非そのメール集を送ってくれと言うので、送りました。ひょっとしたら会って話がしたいと言うかも知れません。その時はまた連絡いたします。

A 嬢 ( 03.04.18 )

 愛のメール集の件、ぜひとも!です。
 昨日にメールで松葉杖で立位が出きるようになり、来週から歩行の訓練をボチボチしていこうと… というメールを送ったことろですが、実は、今日歩けました。
 訓練中に弱い左足を鍛えるために、左を軸にして右足を出すという訓練をしていたときに、ふとした拍子に左で踏ん張って、右足が出たので、そのまま歩いてみようということになり、歩いてみたら 5 、6 メートル歩けました。始めは左がヒザ折れするので、右足をスリながら、ゆっくり歩いていましたが、松葉杖と足のリズムがわかってきたようで、最後の 3 歩くらいはきちっと左足で支えて右足を出せるようになりました。必死で歩いていたので、顔がユデダコのように真っ赤になってしまい、全身汗だくでした。今日の気温も 20 ℃ 近くあったらしく、室内は熱気でムンムンしてるので余計に暑かったです。さすがの T 先生も 『 鳥肌が立った 』 と言っていましたし、研修生は 『 今の歩く姿を見て泣きそうになったし、 PT の先生に絶対になりたいって思った 』 って言ってました。私自身は… とっても凄すぎて頭が少しパニックになりました。でも、これはちょっとあまりにも突然でまだまだ発展途上なので 『 極秘プロジェクト 』としてこれから訓練をしていき、もっと安定してから K 主治医に見せようと思っています。
 北海道の春と共に、霧海さんの息子さんもゆっくりからだが良くなるといいですね! 本当に応援しています!
 お互いに地味に頑張りましょうね!

A 嬢 ( 03.04.18 )

 何度も申し訳ございません。
 もし良かったら… なのですが、私が、メールのやり取りをしている方に霧海さんのことを話してもよろしいですか?
 つい数ヶ月前、私が脊損の掲示板に書きこみをしたのを見てくれた方がいて、メールが来たことがきっかけです。メールをしている方のお兄さんが事故で脊椎を損傷したらしく、もう一年くらいになるそうです。
 霧海さんの息子さんと同じ位の年齢で、男性、損傷部は胸椎だったと思います。
 またご報告下さい。


霧海 ( 03.04.21 )

 どうも超特急 「 のぞみ 」 よりも早い 「 リニアモーターカー ( 時速 540km ) 」 のスピードで回復していますね。それに較べてウチの馬鹿息子は、乗っていたら眠くなる K 電のスピードのようです。少し昔、中国の故鄧小平が改革開放政策で 「 早く金持ちになる奴がいてもいい。そいつが遅れた貧乏人を引っ張れば良いんだ 」 と言っていたのを思い出しました。釧路の哀れな貧乏人親子の事、忘れないでください。
 私の馬鹿息子のこと他に話して良いかとのこと、どんどん話してください。ただ、息子とコンタクトをとりたいのであれば諦めている人は話しても何にもならないし、息子の害になるだけです。釧路でも息子の友達が貴女と同じくらいの年齢で、交通事故で脊損になった女性とボランティア仲間と一緒に見舞いに来てくれたのですが、その女性、両足が動いてるにもかかわらずすっかり諦めていましたし、私が逆に 「 立って歩く訓練をしたら歩けるよ 」 と言い出した途端、ボランティアの連中が騒ぎ始め、私と喧嘩になってしまいました。歩けなくするボランティアという輩が日本には蔓延しているんですね。
 今朝起きたら、釧路はまた冬景色でした。今日は一日いっぱい雪が降る予定です。屋根からの落雪の音がドスン、ドスンと聞こえています。

A 嬢 ( 03.04.23 )

 話しても良いとのこと、ありがとうございます。
 今すぐに話すというわけではありませんが、これから話の中で少し霧海さんの息子さんの事も話してみたいと思います。
 一昨日、松葉杖で立とうとしたときに、脇から松葉杖がすり抜けてこけてしまいました。それから、少し恐怖心が残っていて立位練習に少し影響が出ています。克服しながら、すっと立ちあがれるようになればそれでいいのだから、今だけの辛抱だと思って毎日変わらず訓練はしています。
 そちらは、まだ冬が居座っているようですね。
 早く春が来ますように… 。


霧海 ( 03.04.27 )

 御無沙汰しております。
 元気にプロジェクトXに励んでいますか?
 あまり無理をせず、慎重にやってください。
 右近さんの話しでは、歩行訓練をやる時は 2 人のアシスタントがぴったりくっついて、最悪の場合アシスタントが身を挺して森さんの下敷きになって転倒から守ったそうです。
  PT の何とか先生に 「 しっかり身を挺して守ってんか! 」 とグダグダ文句を言って、転倒した時にはお尻で先生の顔をしっかり踏んずけてあげたらどうですか?
 しかし、よくぞまあ短期間でここまでこぎつけたものです。 「 愛のメール 」 を読んだ僕の知り合いも皆、一様に驚いています。そうそう、知り合いの読後の感想をご報告します。
  T 市のポン友 O 氏 ( 兄貴が脊損。本人は製薬会社勤務の後、調剤薬局チェーン会社社長 ) 「 霧海が T 市で力説していた中枢神経も繋がるというの、正直言って半信半疑だったけど、この文書を読んで確信した。俺も長い間医者とつき合ってきたけれど、霧海の言うとおりひどい医者があまりにも多すぎる。俺の兄貴の主治医は何て言ったと思う?ホ-プレスですと面と向かって言われた。
 しかし、 A 嬢は素晴らしい女性だな! 最近の若い男性に爪のあかでも飲ませたいものだ。しっかりしていて、自分の考えを持っている 」
 釧路の 82 才のご老人 ( 私の編集する同人誌の読者。親が T 町出身 ) 。
  「 読んでいるうちに泪がこぼれてきてなかなか読めなかった。本当に感動した。私は戦争にも行ったが、こんな感動的な文集を見たのは生まれて初めてだ。しかし、この女性は凄い女性ですね。こんなにしっかりした考えを持ち、それを実行している。そしてすごく頭のいい女性ですね!! 」
 私の感想 「 この文集、ちょいちょい T 市とか I さんという実名が散見されるので、慌てて直しました。私も貴女の凄さを実感しています。本当にうちの息子ときたら・・・・ぶつぶつ。
 前にも云いましたが、釧教大の非常勤講師を 4 年やっていますが、最近の若い者 ( これを言い出したら年寄りの証拠ですが ) の文章のひどさに狼狽していた ( 試験問題をあらかじめ渡して、試験中何を持ち込んでも良い代わりに、自分の意見を書いてほしいという試験 ) のですが、貴女の文章を見て本当にほっとしています 」 。
 これは私得意の 「 よいしょ! 」 ではなく、本当の話です。
 私を励ましてくれる人に 「 愛のメール集 」 を渡していますが、貴女も絶対、貴女を励ましてくれている人達にこの 「 メール集 」 を渡したいと思っているはずと勝手に解釈して、取りあえず 5 部お送りします。

A 嬢 ( 03.04.28 )

 こんにちは。
 そちらは春の気配がしていますでしょうか?
 こちらは、もう半そでの生活になりつつあります。
 プロジェクトXは順調に進んでいますが、一応第一弾は先週の木曜日にお披露目しました。 OT 、担当看護婦、 I さんを呼んでしました。本番では、床上 60 cm から立ちあがり、松葉杖で 5 m くらい歩いて見せました。みんな、声を上げてびっくりしていました。霧海さんのおっしゃる通り、 K 主治医はあの細長い顔で目をクルクルさせながら驚いていました ( PT 談 ) 。一番驚いたのは、歩く姿を見たときだったようです。主治医をはじめ、見に来た方々は、私が背筋を伸ばして、足でしっかり歩いている姿を想像できてなかったようで、本当に驚いていました。
 今は、第二弾の訓練中です。第二弾は、車椅子から手すりと車椅子の肘置きを持って立ちあがり、松葉杖を両脇に入れ、歩いて 10 メートル前後の目的の場所まで行き、目的場所にある椅子に座るという一連の動作です。ほとんど出来てはいるのですが、最後に、座る時の方向転換が足が疲れてしまってできなかったり、途中で左足が膝折れして倒れそうになったりと、今必死に訓練中です。このお披露目は、来週の火曜日の回診の時に N 院長率いる大名行列一行にお披露目する予定です。その時は、最後の座る動作を省いてお披露目をすると思います。いわゆる中間発表ですね♪
  『 愛のメール集 』 、 5 部も送ってくださるとの事、本当にありがとうございます。一部は絶対に I さんにお渡しします。あとは、私の足が絶対に治ると信じて応援してくれている方々にお見せしたいと思います。私の読んだ感想ですが、正直、恥ずかしくなりますね。自分の文章を読んでると… 笑。でも、霧海さんとのメールのやり取りが私の心の支えになっていることがとっても実感できます。
 改めまして、『 これからもよろしくお願いします 』
 話は変わりますが、歩行訓練の時、幸い、研修の学生さんがついてくれているので一応二人がぴったりと前と後ろにくっついてくれていますが、この前こけそうになった時は、学生さんと私と PT の息が合わなかったんだと思います… 。息子さんに聞いていただければわかると思いますが、私の PT は一人で三人分くらい? 少なくとも二人分くらいの大きさはあるし、大きいわりに身軽だったりするので一応今まででこけたのはこの前の一回だけです。そういう面では、私の訓練に合った PT だと思います。
 長々となってしまいましたが、最後に、最近報告していませんでした泌尿の方の具合ですが、先週診察したところ、順調だそうです。少し早いくらいのペースで順調に回復しているようです。
 長々となってしまいました。
 またメールさせていただきます。


霧海 ( 03.05.01 )

 半袖ですか・・・。今日はメーデーですが、メーデーのデモ行進に労組からよくかり出されて参加しましたが、雪の降る中、がたがたふるえながら歩いた経験は何回もあります。
 プロジェクトXを見て、皆さんビックリ仰天したそうですが、皆さんのその顔が目に浮かびます。私達親子も 「 テメーこの野郎、今に見てろ、松葉杖ついて歩く姿をお前らに見せつけてやるから 」 と T 市を去る時、固くリベンジ ( お礼参り ) を誓ったのですが、まだそれはかなえていません。
 プロジェクト X の次は Y 、Z が待ってます。頑張って下さい。
 メール集に同封して私が編集している同人誌の最新号をお送りしています。 70 才前後のおじいちゃんが好き放題のことを書いている同人誌です。発行数は 150 部です。私は 「 霧海裕 ( むかいゆう ) 」 のペンネームで書いています。何故これを送ったかと言いますと、 7 月発行予定の 13 号に 「 T 市でわしも考えた 」 番外編としてメール集を掲載したいなと思っているからです。12 号、お読みになって 「 これは少々いかがわしいな 」 と思ったら断って下さっても結構です。
 そちらの気温はもう 25 ℃ 近辺で、これは釧路の一週間ぐらいしかない真夏の気温です。

A 嬢 ( 03.05.01 )

 おはようございます。
 昨日、霧海さんにメールをお送りしてからすぐに PT に行ったのですが、先生が 「 どんな課題を与えても A ちゃんは何でもすぐにやってしまうし、しおもない… 。さぁ~今日はなんしょうかぁ~? そうや! 無理やろうけど、遊びでやってみよか! 」 って階段を指さしました。びっくりしてしまいましたが、自分でも今の能力では無理だと思っていたのでいろいろ思考錯誤しながらまずいつも通り階段の前に立ちあがりました。 ( 階段は PT 室の物で段差が少ない方です ) それで、歩行の時と同じで前後に先生と研修生に立ってもらい、まずどっちかの足を一段上に乗せてみました。 「 もう一方の足、上に引上げられる? 」と聞かれて、上げてみました。すると上がったのでなんとなく一段上がれてしまいました。 「 ちょっと上まで上がってみる? 無理やったら途中で助けてやるし、前と後ろでしっかりおってやるし思うように上がってみな 』 って言われて、思うように足を動かしてみました。するとあの段差の低い階段ではありますが、上まで上ることが出来ました! びっくりです! 私のここでの目標は階段を昇れるようになることだったからです。本当の意味で自分の中で 「 退院 」 と言う言葉が浮かんできました。今は必死で低い段差の階段を上がれる程度ですが、もっと訓練をすれば楽に階段を上がれるようになるのではないかととても嬉しくなります。私の家の玄関には五段くらいの少し低めの階段があります。なのでせめてその階段を上って家の出入りが出来るようになりたいと思っていました。そして、それが当面の目標だったので本当に嬉しかったです。これも、極秘プロジェクトとして始動しました。お披露目は来週の金曜日 ( →歩行観察 ) です。でも、嬉しくて、誰かに言いたくてたまらないので、同じ脊損で足は動くけど手が動かないおじさん ( 仲良しで、いろいろ出来たことや出来なかったことを話して、良い意味で競争してる人 ) にはこっそり伝えました。あと、同じ時間に訓練してる人も見てましたけど、口止めをして。
 先先月の歩行観察の時に 「 K 先生、来月には絶対に階段上って見せるしなっ! 」 って言ったら、 「 絶対に無理 」 みたいな感じで、鼻で笑われたので、今度はこっちが鼻で笑ってやろうと思います!!!!
 本当に大きな出来事がありました。
 それからそれから、昨日あたりから、尿意がしっかりしてきたような気がします。
  「 メール集 」 、楽しみ待っています。


霧海 ( 03.05.06 )

 ついにプロジェクト Y の階段登りまできましたか!! このあとバック、円、 8 の字のプロジェクト Z 、完全自立歩行のプロジェクトα・・・・ 。この調子で行けば、これらのプロジェクトを貴女はすいすいとこなして行くに違いないと思います。 I マリア様は貴女の歩く姿を見てどんな顔をしていましたか?
 私がささやかに持ってる希望は、うちの息子と貴女が 「 メリーウィドウ 」 の曲にのってウィンナーワルツを踊れたらどんなに素晴らしいことかと言うことです。これ、プロジェクト ω と命名しましょう。

A 嬢 ( 03.05.07 )

 こんにちは。
 今日から、地味な訓練が一つ増えました。
 片手だけ手すりを持って長時間の立位… 。それだけです。まだ、今は最長 1 分しか無理で、これからの課題です。それに、まだ少し手に頼ってるということもあるので毎日地味にこれを続けていきたいとおもいます。
 それと、今日、 1 ヶ月ぶりに MMT (?) という筋力測定みたいなものを学生の方としました。 1 ヶ月前と比べると、太もも周り ( 5 センチ間隔に 3 ヶ所 ) と、膝下のふくらはぎと足首と合計五ヶ所のうち足首意外は全て 1 センチ以上太くなっていました。 1 番大きくなってた所で、ふくらはぎの 2 センチアップがありました。少し筋肉が収縮するだけですが、先生いわく、毎日たくさん歩いて立って、筋トレしてるからやって。弱い左足もそんなに変化してないようで、とっても力をつけてて、実は数字では 1 ヶ月前の右足と同じ数字を出してました。付いた筋肉の場所が違うのかな?
 昨日、 「 メール集 」 を I さんに持っていきました。とっても喜んでましたよ! 忙しいみたいで、まだ読めてないようです。また読んだら感想聞かせてくださいとお伝えしました。


霧海 ( 03.05.09 )

 廊下で立たされているそうですね。僕もよくバケツを持たされて立たされました(x_x)。
 退院に向け順調に訓練に励んでいますね。玄関前の階段はもうクリアーされたのでしょうか?
 こちらの方、先週事件がありました。息子が入院することになったのです。先週、定期検診で泌尿器科を受診した所、ぼうこうにウズラの卵ぐらいの石が 3 ヶ見つかり、この 22 日に 3 日間、手術のため入院することになりました。脊損は石が出来やすいとは聞いていましたが、こういう嫌な予想はよく当たるものです。
 息子は相変わらず 「 2 歩進んで 1 歩下がる 」 「 1 歩進んで 2 歩下がる 」 を繰り返していますが、まあ何とか 1 歩ずつのろのろ進んでいるようです。
 北海道にも南の方 ( 函館 ) から桜前線が進んできています。道内を 1 ヶ月かけて 5 月下旬の釧路・根室で終わります。逆に、紅葉前線は 9 月中旬から道東から始まり、日本を南下して行きます。

A 嬢 ( 3.05.09 )

 今日は、歩行観察でした。
 前にお伝えした通り、階段を上って、下りて、を段差の低いものと、高いものとで 2 つしました。覚えていらっしゃるでしょうか? PT 室の端の方に階段がおいてあったのを。 K 主治医は、まさか、私が階段を歩行観察でお披露目するとは夢にも思ってなかったようで、私が、階段を上って下りるまで、カルテを書くのをストップさせてじっと見ていたそうです。それに、本当に嬉しかったのは、階段を上がった瞬間、 K 主治医が 「 ほぉ ~ … 。」 と声をあげたことでした。思わず、私も 「 やったぁ ~! 」 と声を上げてしまいました。階段を上れたことにではなく、先生が声を上げて驚いたことにです!
 そして、階段の上り下りも、安定しているからか、「 階段も ADL 動作 ( 日常動作 ) になりそうやな 」 って言ってました。なので、この階段の上り下りが完成して、家でも使えるようになる頃が私の退院になりそうです。
 あと、昨日、始めて出来たことがありました。それは、手すりも何もないところで、車椅子から立ちあがるということです。ただ、一人では無理で、介助者の手を持って立ちあがる動作です。二人で向かい合って、私は介助者の手の肘を持ち、介助者は私の手首を持ってです。これも結構足に負担が大きく、そんなに回数は出来ませんが、 1 日に数回するくらいです。最近の訓練は、本当に足で立っての訓練が多いので夕方には足がガクガクです… 。
 この前、 T 先生から聞いたのですが、 K 主治医が私の回復の経過、ケイセイが出ないことを踏まえた上で、今までの私を見て、こんな仮説を立てたそうです。 「 A さんはケイセイも出てないし、回復からみて、第一腰椎を損傷しているとはいえ、損傷した場所がたまたま下の方の仙椎に影響する場所だったのかなぁ~? 中々、足が動くまでに時間がかかったのも、脊髄ショックの期間が少しだけながかったのかな。 」 と。要するに、ケガがそんなに激しいものではなかったと言いたいようです。
  「 出たっ! 」 と思いました。まぁ、そういう仮説が出てしまうくらい私の回復はすばらしいって事だと理解しています。ただ、許せないのが、そんな仮説を立てることが出来るくらい脊損はわからないケガなのであれば、どうして 「 歩けません 」 と断定してしまうのでしょうか? 患者に選択権はないのでしょうか? また、久しぶりに沸沸と怒りが湧き上がってきました。今は前とは違い、私は発言力があるので、 PT 室でそうやって訴えてやりました。案の定、 PT の先生は慌てた様子で、私を納得させようとしてきました。 K 主治医から直接言われたわけではないので、本人には抗議できてませんが、何か言われたら、絶対に言おうと思ってます!!!
 だって、私のレントゲン、 MRT 、 CT どれも仙椎くらいの軽傷とは思えないほどヒドイものですから… 。軽傷なんて絶対にありえません!
 ところで、息子さんの膀胱は手術をすれば大丈夫なのでしょうか? 癖になって出来やすくなるとたまに聞きますが… 。早くそんな心配をしなくても良くなりたいものですね! 私も膀胱にはとっても気を使っています。でも、気を使っているからって大丈夫とは限りませんね… 。今まで以上に気をつけていきます。


霧海 ( 03.05.12 )

 やはり、 K 主治医は伝家の宝刀 「 軽傷だった 」 を持ち出してきましたか。アメリカの PT が言っていましたが 「 CT や MRI 、レントゲンで脊髄を見ても、現代の医学では脊髄のことは全然分かってないので正確な判断は下せない。リハビリをやってみなくては分からない 」 と言っていました。日本は、その分からない CT や MRI を見て 「 全廃です 」 「 麻痺部分のリハビリは無駄だ 」 という犯罪的な判決を下し、動いたら 「 軽傷だった 」 と誤魔化すのです。
 確かに、貴女が怒るとおり、 CT や MRI で 「 全廃 」 と判断した科学的な根拠は何だったのか? 同じ知見でこれからはもう 「 全廃 」 という判断は下さないのか? 貴女と同じ知見の患者にこれからは積極的にリハビリ治療を行うのか? を私も問いただしたい気持ちです。
 しかし、いくら問いただしても日本の医療界は直らないと諦めています。アメリカの PT が言っていたように訴訟をおこして勝訴して始めて出発点になると思っています。小泉さんが首相になった当時、ハンセン病訴訟で敗訴した厚生省が上訴しないという決断を小泉首相がして、支持率がおおいに上がりました。しかし、あれは上訴するしないという問題ではなく、とんでもない問題で、ハンセン病 ( らい病 ) は欧米では 1943 ( 昭和 18 ) 年に特効薬が開発され、インフルエンザより治りやすく、伝染性も弱いとされたのに、日本では平成 13 年までの 60 年間、隔離強制収容所に患者を隔離し、親兄弟親戚からも隔離し、患者どうしの結婚にはお互い断種手術をしなければ結婚させないという、アウシュビッツ顔負けのことをつい最近までやっていたのです。
  K 県も Y 島の沖の島に今でも強制収容所があるはずです。
 おまけとして、欧米の事情を知りながらこういう強制収容所に隔離するシステムを作り、強力に推進したのは、岡山大学医学部 ( 県リハセンターの医者はここ出身 ) 教授であった光田健輔 ( 後、岡山長島愛生園園長 ) なのです。
 こういうナチ顔負けのことをやっていた厚生省は何の責任もとっていないどころか、今、患者との話し合いの中で裁判所の決定を実質ひっくり返そうと画策しているのです。本当に絶望感がこみ上げてきます。どうすれば良いんでしょうかね。
 自分のことは自分でコツコツとやるしかないようです。
 またまた年寄りの長い愚痴話が始まったようです。
 釧路はまだまだ寒く、最高気温が 10 ℃ 近辺です。お陰で、半年ぶりに風邪を引きまして、今日はリハビリを休みました。

A 嬢 ( 03.05.14 )

 私は、月曜日と火曜日と二日間、体がだるくて少し疲れていたので、病棟訓練をお休みしました。自主トレと、 PT はいつもとは内容を変えてしました。今までの疲れがどっと出てきたような感じで、本当に訓練にはなりませんでした… 。昨日まで少し休んで、エネルゲン ( スポーツドリンクジュース ) を飲んで寝て、今日は、朝にリアルゴールドを一気に二本飲み干して、今日は元気を取り戻しました。今からまた、病棟訓練をしに行きます。
 釧路はまだ寒いのですね。
 ほんとうに早く春が来るといいですね。



霧海 ( 03.05.19 )

 風邪、なんとか治りました。新しもの好きなので、今はやりの SARS にかかったかなと思いましたが、微熱で咳も鼻水もでなくて、只、体がだるいだけでしたのでそうではなかったようです。
 釧路にもやっと桜の開花が始まり出しました。おそらく今週末に満開になる予定です。しかし、釧路の昨日の最高気温は 6.7 ℃ !この 4 、5 日、釧路恒例の霧が出始め、気温が下がっています。
 明後日、息子を入院させ、退院後、元のリハビリに復帰する予定です。今度こそみっちり鍛えて立位訓練に突入しようと思っています。
 ところで、貴女の退院時期は 5 月末に変わりないのでしょうか?

A 嬢 ( 03.05.19 )

 そうですか。風邪の方も良くなり、良かったです。そして、釧路にも春がやってきたそうで、ダブルで嬉しいですね。でも、最高気温が 6.7 度というのは少し寒いかな。もう少し暖かくなると素敵な北海道の季節になるのでしょうか?
 金曜日に I さんが、 「 メール集 」 を読んだよ。と、感想を伝えに来てくれました。開口一番! 「 あんた、この文章だけ読んだら、どこの賢いお嬢さんかと思うわぁ~!!! 」 って言われました。まぁ、 I さんと話す時はいつも相当におバカなことを言っているからでしょうね ( 笑 ) 。 I さんには一通りに入院してから今まで報告はしてきたので、そんなことも思い出しながら読んでいったそうです。ほんとうに、良く出来てるメール集、感動していました。
 私の退院の日ですが、階段の上り下りを見てしまった K 主治医は沈黙を守っています。今のところは退院は言われていません。 PT も 「 たぶん退院はのびたやろうなぁ~ 」 と。階段の上り下りが ADL 動作 ( 日常動作 ) になるくらいが退院のメドではないかと言っていました。
 先週に足の付け根の痛みを訴えたところ、筋肉にカルシウムがたまって不要な骨が出来てるかもしれないという事でレントゲンを撮りました。一応は何もなくて大丈夫という事だったのですが、足の骨が歩いていないのでスカスカに写っていました。負荷をかけていないので仕方のないことだそうです。また、だんだんと歩いているうちにもとの骨のように硬くしっかりしてくるんだそうです。
 そんなこんなで特に大きな変化もなく今日は終わろうとしています。
 息子さんの手術、うまくいくと良いですね。石をしっかりと取ってもらってくださいね。

A 嬢 ( 03.05.22 )

 風邪の具合どうですか?
 こじらせてはいないでしょうか?
 あれからメールが来ないのでお忙しいとは思いながら、風邪ではないかと心配しています。あっ。息子さんの入院に付き添っておられるのでしょうか… 。
 最近、気がついたことがありました。霧海さんの事を知っている方がこの病院に入院しています。 U さんという 36 歳の男性で、去年も長い間入院していたという話を聞いたので、霧海さんのことを聞いてみました。そしたら、ぜひ、霧海さんのメールアドレスを教えて欲しいとのことでした。霧海さんのことですから、たぶん問題なく 「 いいよ 」 とおっしゃるとは思ったのですが、一応事前にお聞きしようと思います。 U さんも今月の 30 日に退院が決まりました。
 来週中に霧海さんにお借りしているビデオをお返ししようと思っています。長い間、お借りして申し訳ありませんでした。ペコリ。
 訓練の方は、変わりなく、今まで通りのメニューで続けています。最近、腰痛が出てきて少し悩める乙女? になっています。でも、これも運なのでしょうか? 研修生の研修発表の時に私の腰痛のことを言ったら、PTの先生数人と一緒に原因を考えてくれて、原因がわかりました。右足は問題ないのですが、左足がとても弱く、筋トレ、歩行訓練、立位訓練、それぞれの訓練時、左足を使う時に弱い筋肉を補うために腰まわりの筋肉を中心に余計な筋肉を使ってしまっているために腰痛が出るのだそうです。実際に今日の筋トレから、 100 % 足だけの筋肉で動かすようにしたら、左足は思ったように動きませんでした… 。でも、早く気が付けて良かったです。
 先週からあっけなく… 禁煙を解禁してしまいました…。後ろめたさがあるせいか、 I さんには報告していません。応援してくれてる人、みんなを裏切ってるような気がしてしまいます。でも、やめられません… 。でも、なるべく吸わないように煙草は持っていても、ライターだけは持っていません。ライターを持ってしまうと、もう誰にも止められなくなりそうなので。暴走してしまいそうです。きっかけは、外泊中にとてもいやな事があって、どうしても気が紛れずに、煙草に走ってしまいました。すると、今まで全く力が入らず、気持ちも乗らなかった訓練がすっきりと霧が晴れたようにスムーズに出来てしまったのです。それで終わっておけば良かった… 。今必死に禁煙モードになろうとしています。
ふぅ~…。
では、またメールしますね。
息子さんの具合はどうですか?


霧海 ( 03.05.22 )

 風邪はすっかり良くなりました。おっしゃるとおり息子の入院に付き添っています。今日、膀胱で数ヶ月かけて大事に育て上げた宝石を、医者の手にかかって粉々に粉砕され、ぶんどられました。
 明日、退院です。昨夜は、昨年 7 月以来、連続でぐっすり眠れ、朝 9 時まで寝坊しました。
  U 君、また入院しているとのこと、懐かしいです。彼ハンサムでしょう ?愛人と奥さんですったもんだしていましたが、どうなったんでしょうか? 僕もそういうすったもんだを一度でも良いから経験したかった ( これ内緒 ) 。股関節脱臼を片方ずつ治すと言っていましたが、今回で全快したのかな。彼も一階の喫煙所にたむろする不良患者の一員でした。メールアドレスまったく問題ありません。
 左足の回復が遅れて腰痛になったとのこと、あんまり焦らず悠々と取り組んでください。普通の人は背筋と腹筋のアンバランスで腰痛になるのですが、貴女は多分左右の足の筋肉の不均等発展で腰痛になったようですね。早く気がついて良かったと思います。
 タバコを止めるという、私から言えば 「 無駄な努力 」 をされているらしいですが、ロピーをぷかぷか吸っていた人に禁煙は無理なんじゃないか・・・・と、一応冷水を浴びせておきます。
 私も若い頃、金がなくて欲しいものがあったときには 1 年間禁煙を 3 回した事がありますが、借金を払い終わったらすぐ、禁禁煙しました。禁煙の副作用は、禁煙する前の喫煙量に較べて 2 倍に増えたことです。今では 「 健康も良好だし金もあるし、禁煙する理由がない! 」 とうそぶいて、パイプタバコと葉巻をくゆらせています。
どうだ、まいったか!!
 釧路の気温もやっと 10 ℃ を超えてきました。やっと春が始まり出しました。らんらんら~ん♪♪

A 嬢 ( 03.05.27 )

 太平洋プレートの地震、大丈夫だったのでしょうか? 少し心配です。岩手にも友達がおりますので少々心配ですが… 。ニュースでも特にものすごい被害があったという事は聞いておりませんので安心はしているのですが。無事でいらっしゃる事を願って… 。
 昨日で実習生が終わりを迎え、今日からまた一人で自主訓練が始まりました。主に筋トレで、 PT の時間にも筋力を上げる訓練を主にし始めました。歩く事、立位は出来るようになったので、次はそれらをもっと日常生活動作に変えていくための訓練 ( 筋トレ ) をしています。本当に地味ですが、確かな手応えを感じております。
 先週の金曜日に頚損で入院している 10 代の男性 ( 以前お話しした ) のご両親に例の 「 メール集 」 をお渡ししました。何度かお話しをしましたが、一度、あの霧海さんとのメール集を見ていただきたいと思いましたので、お渡ししました。あのメール集は本当にさまざまな思いはもちろんですが、訓練法や、回復してきた経緯、そんな生の声が凝縮されているものなので、何か感じていただければ良いかと思います。ただ、軽率な行動でもあったとも思いました。あの中には I さんの名前も出てきますし、どうやって霧海さんとメールのやり取りを始めたかなど、秘密事項が盛り込まれているからです。 I さんに迷惑をお掛けしてしまうかもしれないのでそれが、少し心配です。
 霧海さんにビデオをお返しするその封筒の中に 4 月から 2 ヶ月かけて実習生が見てきた私の評価を書いている評価レポートというものを同封しようと思います。本当はもらえないのですが、 K 先生にも許可を得て、いただく事が出来ました。少し専門用語などが出てきてわかりにくいかと思いますが、太もも、ふくらはぎ、足首などの太さの変化、故意的にではありますが、曲げた時に曲がる角度、あと MMT ( 最高を 5 とした私の足の筋力評価 ) など詳しく書かれており、最後に 「 考察 」 というものも書かれております。ご参考にして頂ければ良いかな?という気持ちをこめてお送りします。


霧海 ( 03.05.29 )

 地震、大丈夫でした。釧路沖地震に較べたらゆりかごでした。ただ、ゆっくりでしたがかなり長く揺れていましたので、長年の経験でこれは遠くで大きな地震が起きたなと思っていましたら案の定、東北で地震が起こっていました。
 メール集、頸損の男性のご両親に渡してくれたとのこと、有難う御座います。かなりの数の脊損の人と会いましたが、以外と皆さん治療の情報を殆ど知りませんでした。これは多分、初期段階から医者や看護婦からマインドコントロールをうけたり、ちょっと仕入れた治療の知識を徹底的に粉砕されるからかも知れません。しかしそれにしてもこういう患者さんにとって良い情報を渡すのに、貴女が後ろめたさを感じるというのはどういう事なのでしょうか。私も県リハセンにいた頃、いろんな情報を脊損患者に見せていた時、看護婦が病室に来たらぱっと隠してお茶のみ話に会話を切り替えていたことを思い出します。まるでエロ本を回し読みしているかのような感じでした。何かがおかしいですね。
  「 先生、先生、ドイツでこんな事して脊損患者が 76 % も治っていますよ! 」 「 うわーすごいな! この機械、すぐには買えないけど同じ様な方法でなんとかうちでもやってみるか! 」 というような医者と患者の会話を、白昼正々堂々とかわせる日が日本ではいつ来るのでしょうか?
 評価レポートを送ってくれるとのこと、非常に有難いです。治っている状態のレポートは日本では皆無です。当たり前のことですが、日本でははなから治そうとしないからです。
 今日の道内都市の予想最高気温は25 ~ 30 ℃ ですが釧路は 12 ℃です。いいんです、釧路はいつもこんな状態です。 10 ℃超えればいいんです。うっうっうっ ( 涙 ) 。

Updated 22 July , 2020