編集後記 1

不二 一朗


河太郎もこの号で二桁になる。ようやったものだとの自己満足と、浅学を省みることなく、自分の偏見を図々しく記載したものだとの反省の面もある。しかし、ここまで続けたのだから恥の上塗りでも続号を重ねたい気持ちも多分にある。古い書き散らした原稿用紙を整理していたら、河太郎 12 月発刊の前 9 月に同人宛の同人誌 「 志 」 が出てきた。なかなか崇高な 「 志 」 と愉快になったのでここに載せてみる。

                     「 志 」

                 虚名を求めず煩悩を断ち
                 緑多き大地と子羊を護らんがため
                 志同じくするもの、竹林にて集る

               一・常に古今の万巻の書を開き
                 東西偉人の業績をたどり
                 もって己の不明を知る事

               一・常に他者の心意に耳を傾け
                 世の様式の多にして
                 自我愛の氾濫と
                 自己の務の忘却のなかで
                 おもねることなく
                 王道を歩ゆまんことを

               一・常に微醺をもってロマンを語り
                 賢者にして仁なる形をのぞみ
                 多くの先人との交わりより
                 己の品位を高めることを

                               ( 不二 一朗 )
Updated 18 March , 2021